Thread-Safe 通知の確認
適用対象: Outlook 2013 | Outlook 2016
クライアントがマルチスレッド プラットフォームで実行されている場合は、 IMAPIAdviseSink::OnNotify メソッドの呼び出しが特定のスレッドで行われるという保証が必要になる場合があります。 OnNotify の呼び出しは通常、任意のスレッドで発生する可能性があるため、予期しない不要なスレッドで通知を受け取り、デバッグが困難なエラーが発生する可能性があります。
特定の通知に対する OnNotify の呼び出しが、アドバイズ呼び出しに使用されたのと同じスレッドで行われるよう保証するには、アドバイズを呼び出す前に HrThisThreadAdviseSink を呼び出します。 HrThisThreadAdviseSink は、アドバイズ シンク オブジェクトから新しいアドバイズ シンク オブジェクトを作成します。 この新しいオブジェクトを アドバイズの呼び出しに渡します。 特定のスレッドのコンテキストの外部で動作しない可能性があるシンク オブジェクトをアドバイスするすべてのクライアントは、 HrThisThreadAdviseSink で作成されたシンク オブジェクトを常に登録する必要があります。