xlfGetDef
適用対象: Excel 2013 | Office 2013 | Visual Studio
ブックの特定の領域、値、数式に定義されている名前をテキストとして返します。 Excel では、この値は、[名前の管理] ダイアログ ボックスの [名前] 列に表示されます。このダイアログ ボックスは、[数式] タブの [定義された名前] セクションで [名前の管理] をクリックすると表示されます。xlfGetDef を使用して、定義に対応する名前を取得します。 名前の定義を取得するには、xlfGetName を使用します。
Excel12(xlfGetDef, LPXLOPER12 pxRes, 3, LPXLOPER12 pxDefText, LPXLOPER12 pxDocumentText, LPXLOPER12 pxTypeNum);
パラメーター
pxDefText (xltypeStr)
参照、値、オブジェクト、数式など、参照先の名前として定義できるあらゆるものを指定できます。
参照は、R1C1 スタイル (など "R3C5"
) で指定する必要があります。
pxDefText が値または数式の場合、[名前の管理] ダイアログ ボックスの [参照範囲] 列に表示される等号 (=) を含める必要はありません。
pxDefText に複数の名前が存在する場合、xlfGetDef は最初の名前を返します。
pxDefText と一致する名前がない場合、xlfGetDef はエラー値を#NAME?
返します。
pxDocumentText (xltypeStr)
pxDefText が存在するシートを指定します。 pxDocumentText が省略されると、アクティブなシートとして想定されます。
pxTypeNum (xltypeNum)
返す名前の種類を指定する、1 から 3 の範囲の数値です。
pxTypeNum | 返される値 |
---|---|
1 または省略 |
標準名のみ。 |
2 |
非表示名のみ。 |
3 |
すべての名前。 |
プロパティ値/戻り値
pxRes (xltypeStr または xltypeErr)
指定の定義に関連付けられている名前を返します。
注釈
次の表に、特定の引数を指定して xlfGetDef を呼び出した場合に返される値の例を 4 つ示します。
Excel で定義された名前 | pxDefText | pxDocumentText | pxTypeNum | 戻り値 |
---|---|---|---|---|
Sheet4 の指定の範囲には「Sales」という名前が付いています。 | "R2C2:R9C6" |
"Sheet4" |
<省略> |
"Sales" |
Sheet4 の値 100 は、「Constant」として定義されています。 | "100" |
"Sheet4" |
<省略> |
"Constant" |
Sheet4 の指定の数式には「SumTotal」という名前が付いています。 | "SUM(R1C1:R10C1)" |
"Sheet4" |
<省略> |
"SumTotal" |
アクティブなシートの非表示名「Counter」として 3 が定義されています。 | "3" |
<省略> |
2 |
"Counter" |