名前の動的プロパティの形状を変更する (ADO)

適用先: Access 2013、Office 2013

Recordset オブジェクトの名前を指定します。

戻り値

Recordset の名前である文字列型 (String) の値を返します。

注釈

名前は、接続中、または Recordset が閉じられるまで保持されます。

Reshape Name プロパティは、主に Microsoft Data Shaping Service for OLE DB (ADO サービス コンポーネント) サービス プロバイダーのリシェイプ機能で使用されます。 リシェイプでは、一意の名前を使います。

このプロパティは読み取り専用ですが、Recordset の作成時に間接的に設定できます。 たとえば、SHAPE コマンド句で Recordset を作成し、それに "AS" キーワードで別名を付けた場合、その別名は Reshape Name プロパティに割り当てられます。 別名が宣言されていない場合、Reshape Name プロパティには、データ シェイプ サービスにより生成される一意の名前が割り当てられます。 別名が、既存の Recordset の名前と同じ場合、それらのいずれかが解放されるまで、いずれの Recordset もリシェイプされません。 既定の動作は、ADO Connection の "Unique Reshape Names" (「Microsoft Data Shaping Service for OLE DB」を参照) プロパティを TRUE に設定すると変更できます。 このように変更すると、名前を一意にする必要のある場合にユーザーによって割り当てられた名前を変更できる権限が、データ シェイプ サービスに与えられます。

Reshape Name プロパティは、SHAPE コマンドで Recordset を参照する場合や、データ シェイプ サービスで生成したために名前がわからない場合に使用します。 その場合、 Reshape Name プロパティによって返される文字列にコマンドを連結することによって、SHAPE コマンドを生成できます。

Reshape Name は、 CursorLocation プロパティを adUseClient に設定したときに、 Recordset オブジェクトの Properties コレクションに追加される動的プロパティです。