次の方法で共有


ParentURL プロパティ (ADO)

適用先: Access 2013、Office 2013

現在の Record オブジェクトの親 Record を示す絶対 URL 文字列を示します。

戻り値

Record の URL を示す文字列型 (String) の値を返します。

注釈

ParentURL プロパティは、 Record オブジェクトを開くために使用されるソースに依存します。 たとえば、 ActiveConnection プロパティによって参照されるディレクトリの相対パスを含むソースを使用して Record を開くことができます。

ここで、"second" が "first" の下のフォルダーであるとします。 Record オブジェクトを開くには、次のようにします。

    record.ActiveConnection = "https://first"
    record.Open "second"

これで、ParentURL プロパティの値は ParentURL プロパティです。https://first"ActiveConnection と同じです。

ソースには、"https://first/second" などの絶対 URL を指定することもできます。 ParentURL プロパティは、"https://first" の上のレベルです。 ParentURL プロパティは、"https://first"、"second" より上のレベルです。

次のような場合、このプロパティは Null 値になります。

  • 現在のレコードに親がない場合 ( Record オブジェクトがディレクトリのルートを表す場合など)

  • Record オブジェクトが URL で指定できないエンティティである場合

このプロパティは読み取り専用です。

注:

  • [!メモ] このプロパティは、Microsoft OLE DB Provider for Internet Publishing などのドキュメント ソース プロバイダーでのみサポートされます。 詳細については、「 レコードおよびプロバイダー提供のフィールド」を参照してください。
  • [!メモ] http スキームを使用している URL は、Microsoft OLE DB Provider for Internet Publishing を自動的に呼び出します。 詳細については、「絶対 URL と相対 URL」を参照してください。
  • [!メモ] 現在のレコードに ADO Recordset のデータ レコードが含まれている場合、 ParentURL プロパティにアクセスすると、URL を取得できないことを示す実行時エラーが発生します。