AbsolutePage プロパティ (ADO)
適用先: Access 2013、Office 2013
カレント レコードがあるページを示します。
設定と戻り値
Recordset オブジェクト (PageCount) 内のページ数に 1 から長整数型 (Long) の値を設定または返すか、PositionEnum 値のいずれかを返します。
注釈
このプロパティを使用すると、カレント レコードが置かれているページのページ番号を識別できます。 このプロパティは、PageSize プロパティを使用して、各ページが PageSize と等しいレコード数を持つように (ただし最終ページのみ例外で、レコード数が少なくなる場合があります) Recordset オブジェクトの行セットの合計カウントを一連のページへと論理的に分割します。 このプロパティを使用するには、プロバイダーが必要な機能をサポートしている必要があります。
AbsolutePage プロパティを取得または設定する際には、ADO により AbsolutePosition プロパティと PageSize プロパティが以下のように組み合わせて使用されます。
AbsolutePage を取得する場合、ADO はまず AbsolutePosition の値を取得し、それを PageSize で割ります。
AbsolutePage を設定する場合、ADO は、 PageSize に新しい AbsolutePage 値を掛けてからその値に 1 を加えることにより、 AbsolutePosition を移動します。 その結果、AbsolutePage を正常に設定した後の Recordset 内の現在の位置は、そのページの最初のレコードになります。
AbsolutePage は、 AbsolutePosition プロパティと同じく 1 から始まる値で、 Recordset の先頭レコードがカレント レコードの場合に 1 になります。 このプロパティを設定すると、特定のページの先頭レコードへと移動します。 ページ数の合計は、 PageCount プロパティから取得します。