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ネットワーク ローミング ポリシーを使用してビデオとメディアの設定を管理する

会議ポリシーを使用してビデオとメディアの設定を管理するだけでなく、Microsoft Teams クライアントで使用される次の属性の使用を動的に制御できます。

  • IP ビデオ
  • メディア ビット レート

TeamsNetworkRoamingPolicy ポリシーを使用すると、ネットワーク サイトに設定を割り当てることができます。 Teams クライアントは、接続先のネットワーク サイトに基づいて設定を動的に選択します。 Teams クライアントがローミング ポリシーが割り当てられたネットワーク サイトからサインインすると、そのポリシーが使用されます。 ポリシーが割り当てられていない場合は、会議ポリシーで設定された値が使用されます。 会議ポリシーのオーディオとビデオの設定の詳細については、「オーディオとビデオの会議ポリシー設定」を参照してください。

TeamsNetworkRoamingPolicy を構成する

TeamsNetworkRoamingPolicy を構成するには、次の PowerShell コマンドレットを使用します。

TeamsNetworkRoamingPolicy には、次のパラメーターが含まれています。

  • AllowIPVideo - この設定は、ユーザーがホストする会議、およびユーザーが開始する 1 対 1 の通話やグループ通話でビデオを有効にできるかどうかを制御します。

  • MediaBitRateKb - この設定により、ユーザーの通話および会議でのオーディオ、ビデオ、およびビデオベースのアプリ共有送信のメディア ビット レートの合計平均が決まります。

ポリシーを構成したら、 次のように Set-CsTenantNetworkSite コマンドレットを使用して 1 つ以上のネットワーク サイトに割り当てます。

 Set-CsTenantNetworkSite -Identity Burlington -NetworkRoamingPolicy LowBandwidthSite

ネットワーク サイトからポリシーを削除するには、次のコマンドレットを使用します。

Set-CsTenantNetworkSite -Identity Burlington -NetworkRoamingPolicy $null

エンタープライズ音声が有効になっていないユーザーに対してネットワーク ローミング ポリシーを有効にするには、TeamsMeetingPolicy で AllowNetworkConfigurationSettingsLookup 設定も有効にする必要があります。 この設定は、既定でオフになっています。

ネットワーク サイトの作成の詳細については、「クラウド音声機能のネットワーク設定」を参照してください。

New-CsTeamsNetworkRoamingPolicy -Identity LowBandwidthSite -AllowIPVideo $false -MediaBitRateKb 1000
Set-CsTenantNetworkSite -Identity Burlington -NetworkRoamingPolicy LowBandwidthSite

サポートされるクライアント

  • Windows
  • macOS デスクトップ

既知の問題

Teams Online PowerShell v 2.0.0 で New と Get-CsTeamsNetworkRoamingPolicy を指定すると、追加のデータが表示されます。