複数の地域にまたがる Copilot for Sales データの移動
Copilot for Sales はほとんどの地域で利用できますが、特定の地域でのみ利用できる Microsoft Azure OpenAI サービスが必要です。 CRM 環境が Azure OpenAI Service を利用できないリージョンにある場合、個人データやプロンプトで使用されるデータ、入力候補で返されるデータなどのデータが、プライマリ データ所在地として選択した地理的な場所の外に送信される可能性があります。
データをリージョン外の別のリージョンにある Azure OpenAI エンドポイントに移動できるようにするには、オプトインする必要があります。 管理センターで同意すること でオプトインできます。 同意しない場合、Copilot AI 機能は販売担当者に提供されず、会議に関する分析情報も生成されません。
地域間のデータ移動の仕組み
コパイロットと生成 AI 機能を使用する場合、入力 (プロンプト) と出力 (結果) は、これらの機能をサポートする Azure OpenAI Service エンドポイントがホストされている場所に、お住まいの地域外に移動する可能性があります。 不正使用を監視するために、プロンプトとアウトプットのデータを最大 30 日間保存することがありますが、自動化されたシステムがレビューのためにフラグを立てない限り、それを見ることはありません。
2024 年 2 月 21 日を以て、新規顧客に対して、以下の表は、コパイロットと生成 AI の特徴について、いつ、どのようにデータがリージョンを越えて移動できるかを説明しています。
CRM 環境がホストされるリージョン | 地域間でのデータ移動には同意が必要ですか? | 地域間のデータ移動を可能にする方法 |
---|---|---|
オーストラリア イギリス アメリカ合衆国 |
いいえ | アクションは必要ありません。 このシナリオでは、データは地域を越えて移動しません。 |
欧州 | Yes* | アクションは必要ありません。 このシナリオでは、データは EU データ境界 の外に移動しません。 注: デフォルトでは、 境界外へのデータの移動を許可する チェックボックスが選択されています。 データ移動の同意を提供しない場合は、 境界外へのデータの移動を許可する チェックボックスをオフにできます。 この場合、営業担当者は Copilot AI 機能を利用できず、会議の分析情報は生成されません。 |
アジア ブラジル カナダ フランス ドイツ インド 日本 ノルウェー 南アフリカ 韓国 アラブ首長国連邦 |
可 | 管理者設定で同意を提供します。 注: データ移動の同意を提供しない場合、販売者は Copilot AI 機能を利用できず、会議の分析情報は生成されません。 |
* CRM 環境が EU データ境界でホストされている場合は、同じ境界で Azure OpenAI エンドポイントを使用します。