ユーザー データ フォルダーから閲覧データをクリアする
WebView2 アプリのユーザー データ フォルダーから閲覧データを消去し、領域を解放するには、Clear Browsing Data API のメソッドを呼び出します。
Clear Browsing Data API を使用すると、WebView2 ユーザー プロファイルに関連付けられている ユーザー データ フォルダー 内のデータをプログラムで消去できます。 たとえば、この API を使用して、ユーザーがサインアウトしたときにユーザー データと履歴を消去します。
次の操作を行うことができます:
- すべての閲覧データをクリアします。
- 選択した種類の閲覧データをクリアします。
- 指定した時間範囲の選択した種類の閲覧データをクリアします。
すべての閲覧データを消去する
このメソッドは、データの作成時に関係なく、データの種類列挙に一覧表示されているすべての種類の閲覧データをクリアします。 メソッドが呼び出されるユーザー プロファイルのユーザー データ フォルダーからデータをクリアします。
選択した種類の閲覧データをクリアする
このメソッドは、データがいつ作成されたかに関係なく、指定した種類の閲覧データをクリアします。 メソッドが呼び出されるユーザー プロファイルのユーザー データ フォルダーからデータをクリアします。
選択した種類の閲覧データを時間範囲でクリアする
このメソッドは、指定した開始時刻と終了時刻の間に作成された、指定した種類の閲覧データをクリアします。 メソッドが呼び出されるユーザー プロファイルのユーザー データ フォルダーからデータをクリアします。
例: 選択した種類の閲覧データを時間範囲でクリアする
この例では、過去 1 時間の自動入力データとパスワード自動保存データをクリアします。
Clear Browsing Data API メソッドには、次のパラメーター値が渡されます。
選択した種類のブラウザー データ = オートフィル データとパスワード自動保存データ。
指定した時間範囲 = 過去 1 時間 (3600 秒)。
// Clears autofill data.
private void ClearAutofillData()
{
CoreWebView2Profile profile;
if (webView.CoreWebView2 != null)
{
profile = webView.CoreWebView2.Profile;
// Get the current time, the time in which the browsing data will be cleared
// until.
System.DateTime endTime = DateTime.Now;
System.DateTime startTime = DateTime.Now.AddHours(-1);
// Offset the current time by one hour to clear the browsing data from the
// last hour.
CoreWebView2BrowsingDataKinds dataKinds = (CoreWebView2BrowsingDataKinds)
(CoreWebView2BrowsingDataKinds.GeneralAutofill |
CoreWebView2BrowsingDataKinds.PasswordAutosave);
await profile.ClearBrowsingDataAsync(dataKinds, startTime, endTime);
}
}
Api: