Microsoft 365 モダン サイト ページの SharePoint で検索要求を最適化する
Microsoft 365 モダン サイト ページの SharePoint には、Search バックエンドからデータを読み込む (または呼び出しを行う) リンクが含まれています。 ページによって行われる検索要求が多いほど、ページの読み込みに時間がかかり、エンド ユーザーが検索結果を返すのを待つ必要が長くなります。
この記事は、最新のサイト ページからの検索要求の数と影響を判断する方法と、エンド ユーザーが認識する待機時間への影響を制限する方法を理解するのに役立ちます。
注:
Microsoft 365 モダン ポータルでの SharePoint のパフォーマンスの詳細については、「 最新の SharePoint エクスペリエンスでのパフォーマンス」を参照してください。
SharePoint 用ページ診断ツールを使用して、ページで行われた検索要求を分析する
SharePoint 用ページ診断ツールは、Microsoft 365 モダン ポータルの SharePoint と従来の発行サイト ページの両方を分析する新しい Microsoft Edge (https://www.microsoft.com/edge) ブラウザーと Chrome ブラウザーのブラウザー拡張機能です。 このツールでは、定義されている一連のパフォーマンス条件に対するページのパフォーマンスを示す分析済みの各ページのレポートが作成されます。 SharePoint 用ページ診断ツールのインストールと詳細については、「 Microsoft 365 で SharePoint 用ページ診断ツールを使用する」を参照してください。
注:
ページ診断ツールは、Microsoft 365 の SharePoint でのみ機能し、SharePoint システム ページでは使用できません。
SharePoint のページ診断ツールを使用して SharePoint サイト ページを分析すると、[診断テスト] ウィンドウ の [ページの検索要求の数] で検索要求に 関する情報を確認できます。 サイト ページに含まれる検索要求の基準数より少ない場合は緑色で表示され、ページが基準数を超える場合は赤で表示されます。
- 最新のサイト ページには 、3 つ 以下の検索要求を含める必要があります
考えられる結果は次のとおりです。
- 注意が必要 (赤): ページが検索要求のベースライン数を超えています
- アクションは必要ありません (緑色): ページに含まれる検索要求のベースライン数より少ない
注:
ページ診断ツールでは、キャッシュされていない検索要求のみがカウントされます。 検索要求のキャッシュの詳細については、以下の「ページ上の検索要求が多すぎる場合に関連するパフォーマンスの問題を修復する」セクションを参照してください。
[SharePoint への検索要求] の結果が [注意が必要] セクションに表示される場合は、ページ上の検索要求の合計数や、これらの検索要求の発信者の一覧など、詳細な結果をクリックできます。
注意が必要
ページ上の検索要求の数が多すぎる場合に関連するパフォーマンスの問題を修復する
ページに検索要求が多すぎる場合は、SharePoint の検索結果の 検索要求 の URL の一覧を使用して、検索呼び出しが繰り返されるかどうか、および検索要求の発信元の Web パーツを確認できます。
キャッシュを使用して 、選択したグループのすべてのメンバーに対する検索要求の結果を格納すると、クライアントが後続のページ読み込みごとに追加の検索要求を行う代わりにキャッシュされた検索結果を使用できるようにすることで、ウォーム要求のパフォーマンスを向上させることができます。
検索結果のキャッシュを使用するようにイベントまたは強調表示されたコンテンツ Web パーツを構成する
特に、一般的なホーム ページや、より詳細なページに移動するための開始点であるカテゴリ ページでは、イベントまたは強調表示されたコンテンツ Web パーツで検索要求のグループ レベルのキャッシュを有効にすることをお勧めします。 有効にすると、Web パーツは最初にキャッシュ内で、クエリとセキュリティ グループに一致する既存の検索結果を検索します。 キャッシュに検索結果が見つからない場合は、検索インデックスが表示されます。
[イベント] または [強調表示されたコンテンツ] Web パーツが含まれているサイト ページに移動し、[編集] を選択 します。
[イベント] または [強調表示されたコンテンツ] Web パーツを選択し、[Web パーツの編集] を選択します
[Web パーツの設定] ウィンドウで、[ グループ レベルのキャッシュ ] 設定までスクロールします。
グループ名または電子メールを入力して、セキュリティ グループを指定します。 検索結果は、同じセキュリティ グループに属するすべてのユーザーに対してキャッシュされ、ページのパフォーマンスが向上します。
SharePoint サイト ページを再発行します。
注:
詳細については、 イベント および 強調表示されたコンテンツ Web パーツに関する記事を参照してください。
関連項目
Microsoft 365 の SharePoint のパフォーマンスを調整する
SharePoint のモダン エクスペリエンスにおけるパフォーマンス
Microsoft 365 で SharePoint で Office 365 コンテンツ配信ネットワーク (CDN) を使用する