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MPI_Irsend関数

準備モードの送信操作を開始し、通信操作を表す要求ハンドルを返します。

構文

int MPIAPI MPI_Irsend(
  _In_opt_ void         *buf,
           int          count,
           MPI_Datatype datatype,
           int          dest,
           int          tag,
           MPI_Comm     comm,
  _Out_    MPI_Request  *request
);

パラメーター

  • buf [in, optional]
    送信するデータを含むバッファーへのポインター。 バッファーは、 データ型 ハンドルによって示されるMPI_Datatype オブジェクトの連続する要素数で構成されます。 メッセージの長さは、バイト数ではなく、要素の数で指定されます。 呼び出し元は、通信操作が完了するまで送信バッファーの一部を変更しないでください。

  • count
    バッファー配列内の要素の数。 count が 0 の場合、メッセージのデータ部分は空です。

  • datatype
    バッファー内の要素のデータ型を表すハンドル。

  • dest
    communicator comm パラメーター内の宛先プロセスのランク。

  • tag
    さまざまな種類のメッセージを区別するために使用されるメッセージ タグ。

  • comm
    コミュニケーターへのハンドル。

  • request [out]
    返された場合、通信操作を表すハンドルへのポインター。

戻り値

成功 したMPI_SUCCESS を返します。 それ以外の場合、戻り値はエラー コードです。

Fortran では、戻り値は IERROR パラメーターに格納されます。

Fortran

    MPI_IRSEND(BUF, COUNT, DATATYPE, DEST, TAG, COMM, REQUEST, IERROR)
        <type> BUF(*)
        INTEGER COUNT, DATATYPE, DEST, TAG, COMM, REQUEST, IERROR

注釈

この関数は、メッセージが送信バッファーからコピーされる前に を返すことができます。 この関数はローカルであり、他のプロセスの状態に関係なく、すぐに返されます。 準備完了通信モードの説明については、 MPI_Rsend 関数の解説を参照してください。

要件

製品

HPC Pack 2012 MS-MPI 再頒布可能パッケージ、HPC Pack 2008 R2 MS-MPI 再頒布可能パッケージ、HPC Pack 2008 MS-MPI 再頒布可能パッケージまたは HPC Pack 2008 クライアント ユーティリティ

ヘッダー

Mpi.h;Mpif.h

ライブラリ

Msmpi.lib

[DLL]

Msmpi.dll

こちらもご覧ください

MPI ポイント間関数

MPI_Rsend

MPI_Recv

MPI_Irecv

MPI_Wait

MPI_Test

MPI_Comm

MPI_Datatype