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geo_point_buffer()

適用対象: ✅Microsoft FabricAzure データ エクスプローラーAzure MonitorMicrosoft Sentinel

地球上のポイントの指定された半径内のすべてのポイントを含む多角形を計算します。

構文

geo_point_buffer(longitude, latitude, radius, tolerance)

構文規則について詳しく知る。

パラメーター

件名 タイプ Required 説明
longitude real ✔️ 地理空間座標の経度値 (度単位)。 有効な値は実数で、[-180, +180] の範囲です。
latitude real ✔️ 地理空間座標の緯度の値 (度単位)。 有効な値は実数で、[-90, +90] の範囲です。
半径 real ✔️ バッファーの半径 (メートル単位)。 有効な値は正の整数で指定する必要があります。
tolerance real ポリゴンが理想的な半径からどの程度逸脱できるかを決定する許容範囲をメートル単位で定義します。 指定されない場合は、既定値の 10 が使用されます。 許容範囲は半径の 0.0001% 以下にする必要があります。 半径より大きい許容値を指定すると、許容差が半径より小さい最大の値に下がります。

返品

入力ポイントの周囲の多角形。 座標または半径または許容値が無効な場合、クエリは null 結果を生成します。

Note

  • 地理空間座標は、WGS-84 座標参照系によって表されるものとして解釈されます。
  • 地球上での距離の測定に使う測地原点は、球体となっています。

次のクエリでは、[-115.1745008278, 36.1497251277] 座標の周りの多角形が 20km 半径で計算されます。

print buffer = geo_point_buffer(-115.1745008278, 36.1497251277, 20000)
buffer
{"type": "Polygon","coordinates": [ ... ]}

次のクエリは、各ポイントの周囲のバッファーを計算し、結果を統一します

datatable(longitude:real, latitude:real, radius:real)
[
    real(-80.3212217992616), 25.268683367546604, 5000,
    real(-80.81717403605833), 24.82658441221962, 3000
]
| project buffer = geo_point_buffer(longitude, latitude, radius)
| summarize polygons = make_list(buffer)
| project result = geo_union_polygons_array(polygons)
結果
{"type": "MultiPolygon","coordinates": [ ... ]}

次の例では、無効なポイントが原因で true が返されます。

print result = isnull(geo_point_buffer(200, 1,0.1))
結果
True

次の例では、半径が無効なため、true を返します。

print result = isnull(geo_point_buffer(10, 10, -1))
結果
True