array_sort_asc()
適用対象: ✅Microsoft Fabric✅Azure データ エクスプローラー✅Azure Monitor✅Microsoft Sentinel
1 つ以上の配列を受け取ります。 最初の配列を昇順で並べ替えます。 並べ替えられた最初の配列に一致するように、残りの配列を並べ替えます。
構文
array_sort_asc(
array1[, ..., arrayN][,
nulls_last])
nulls_last が指定されていない場合は、既定値の true
が使用されます。
構文規則について詳しく知る。
パラメーター
件名 | タイプ | Required | 説明 |
---|---|---|---|
array1...arrayN | dynamic |
✔️ | 並べ替える配列または配列の一覧。 |
nulls_last | bool |
null を最後にするかどうかを決定します。 |
返品
入力と同じ数の配列を返します。最初の配列は昇順に並べ替えられ、残りの配列は並べ替えられた最初の配列と一致するように並べ替えられます。
null
は、最初の配列とは長さが異なるすべての配列に対して返されます。
配列に異なる型の要素が含まれている場合は、次の順序で並べ替えられます。
- 数値、
datetime
、およびtimespan
要素 - 文字列要素
- GUID 要素
- その他のすべての要素
例 1 - 2 つの配列の並べ替え
let array1 = dynamic([1,3,4,5,2]);
let array2 = dynamic(["a","b","c","d","e"]);
print array_sort_asc(array1,array2)
出力
array1_sorted | array2_sorted |
---|---|
[1,2,3,4,5] | ["a","e","b","c","d"] |
Note
出力列の名前は、関数の引数に基づいて自動的に生成されます。 出力列に別の名前を割り当てるには、次の構文を使用します。... | extend (out1, out2) = array_sort_asc(array1,array2)
例 2 - 部分文字列の並べ替え
let Names = "John,Paul,George,Ringo";
let SortedNames = strcat_array(array_sort_asc(split(Names, ",")), ",");
print result = SortedNames
出力
結果 |
---|
George,John,Paul,Ringo |
例 3 - 集計と array_sort_asc の結合
datatable(command:string, command_time:datetime, user_id:string)
[
'chmod', datetime(2019-07-15), "user1",
'ls', datetime(2019-07-02), "user1",
'dir', datetime(2019-07-22), "user1",
'mkdir', datetime(2019-07-14), "user1",
'rm', datetime(2019-07-27), "user1",
'pwd', datetime(2019-07-25), "user1",
'rm', datetime(2019-07-23), "user2",
'pwd', datetime(2019-07-25), "user2",
]
| summarize timestamps = make_list(command_time), commands = make_list(command) by user_id
| project user_id, commands_in_chronological_order = array_sort_asc(timestamps, commands)[1]
出力
user_id | commands_in_chronological_order |
---|---|
user1 | [ "ls", "mkdir", "chmod", "dir", "pwd", "rm" ] |
user2 | [ "rm", "pwd" ] |
Note
データに null
値が含まれている可能性がある場合は、make_list ではなく make_list_with_nulls を使用します。
例 4 - null
値の位置の制御
既定では、null
値は並べ替えられた配列の最後に配置されます。 ただしこれは、array_sort_asc()
の最後の引数として bool
値を追加することで、明示的に制御できます。
既定の動作の例:
print array_sort_asc(dynamic([null,"blue","yellow","green",null]))
出力
print_0 |
---|
["blue","green","yellow",null,null] |
既定以外の動作の例:
print array_sort_asc(dynamic([null,"blue","yellow","green",null]), false)
出力
print_0 |
---|
[null,null,"blue","green","yellow"] |
関連するコンテンツ
最初の配列を降順に並べ替えるには、array_sort_desc() を使用します。