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クイックスタート: Power BI レポートを設定する

この記事では、Intelligent Recommendations Power BI ダッシュボードを設定して使用する方法について説明します。

顧客向けの Intelligent Recommendations レポートには、次の 2 種類があります。

  1. シグナル ダッシュボード (sigDash) は、RecoInteractions と RecoItemsAndVariants データ エンティティのユーザーによる入力データ (シグナルとも呼ばれる) に対する理解と評価に役立ち、これによりデータの品質に問題があるかどうか、モデルのトレーニングに潜在的な課題があるかどうかを判断できます ここをクリックして、このダッシュボードの概要をご覧ください。

  2. Intelligent Recommendations ダッシュボード (irDash) は、トレーニング後に json ファイルに保存されたモデルをユーザーが評価する際に役立ち、関連性について分析情報を提供します。 ここをクリックして、このダッシュボードの概要をご覧ください。

次のビデオで、Intelligent Recommendations Power BI レポートを設定して使用する方法を示します。

前提条件

Power BI レポートを設定する前に、次の前提条件を完了してください。

  1. Power BI Desktop アプリ をダウンロードします。
  2. Intelligent Recommendations アカウントとモデルを正常に完成させます。
    1. もしアカウントの作成が必要な場合は、クイック スタート ガイド を参照してください。
  3. RecoItemsAndVariantsRecoInteractions のエンティティを必ずデータで更新します。 クイックスタート サンプル データを使用する場合は、これらのエンティティは既に構成済みです。
  4. ログ フォルダーを確認してモデルが構築済であることを確かめ、ダッシュボードの実行準備ができていることを確認します。 ログを確認する手順については、エラー ログの設定ガイド にアクセスしてください。

Power BI レポートのダウンロードと設定

レポートをダウンロードするステップは以下のとおりです。

  1. レポートをダウンロードします。
    1. シグナル ダッシュボードをダウンロードするには、ここをクリックします。
    2. Intelligent Recommendations ダッシュボードをダウンロードするには、ここをクリックします。
  2. コンピューターにレポートをダウンロードしたら、ファイルを選択して開きます。
  3. Power BI Desktop アプリが自動的に開くとポップアップ ウィンドウが表示され、ユーザーにアカウントの詳細を入力するよう求め、それぞれの Power BI レポートを設定します。 以下のセクションでは、これら 2 つのレポートを設定する方法について説明します。

シグナル ダッシュボードを設定する

ユーザーがシグナル ダッシュボードを開くとポップアップ ウィンドウが表示され、model.json ファイルを保存したストレージ コンテナーを含む URL をダッシュボードに貼り付けるようユーザーに求めます。

シグナル ダッシュボードを開くと表示されるポップアップ。

model.json ファイルがあるストレージ コンテナーの場所を見つける方法:

  1. Azure ストレージ ポータルを開いて、ストレージ アカウントを選択します。

使用できるリソースのリストからストレージ アカウントを選択します。

  1. 左側のメニューでコンテナーを選択します。

左側のメニューからコンテナー セクションを見つけます。

  1. 自分のコンテナーを開きます

自分のコンテナーを開きます。

  1. 左側のメニューからプロパティを選択します。

左側のメニューからプロパティをクリックします。

  1. URL をコピーします。

URL をコピーします。

  1. ダッシュボードに URL を貼り付けて、ルート フォルダーの URL の末尾に拡張子を追加します。 以下のサンプル画像では、model.json ファイルを "ir_root" フォルダーに保存しているため、読み込みを押す前にコンテナー URL の末尾にこれを追加しています。

この画像に示すポップアップ要求は、コンテナーの URL と、その末尾に追加した model.json フォルダーの場所が入力されています。

アカウント キーを入力します

ダッシュボードを初めて使用する際は、アカウント キーの入力を求められます。

アカウント キーを見つける方法:

  1. ストレージ アカウントに戻り、左側のメニューからアクセス キーを選択します。

ストレージ アカウントに戻り、左側のメニューからアクセス キーをクリックします。

  1. キーの表示を選択します。

キーの表示をクリックします。

  1. コードをコピーして、その値を Power BI ダッシュボードのアクセス キー フィールドに貼り付け、接続を押します。

コードをコピーして、その値を Power BI ダッシュボードのアクセス キー フィールドに貼り付け、接続を押します。

  1. これらの手順を正常に完了すると、シグナル ダッシュボードにデータが表示されます。 このダッシュボードで共有される指標の詳細については、以下の シグナル ダッシュボードの概要を参照してください。誤りがあった場合は、Power BI アプリケーションを閉じて、ファイルを再度開いて最初からやり直します。

Intelligent Recommendations ダッシュボードを設定する

Power BI Desktop アプリで Intelligent Recommendations ダッシュボード ファイルを開くと、ポップアップ ウィンドウが表示され、次の情報を求めます。

  1. ADLS ストレージ アカウント: Azure ストレージ アカウントの名前。
  2. コンテナー名: ストレージ アカウントが含むコンテナーの名前。
  3. レポート ディレクトリ名: エラー ログ フォルダーの名前。
  4. モデリング コンポーネント名: モデルの名前。

クイック スタート ガイドのサンプル データで、フィールドがどのように表示されるかを、次の例で示します。

IR ダッシュボードのポップアップに記入した例。

ポップアップ情報の場所 画像の例
ADLS ストレージ アカウント を見つける際は、Azure ストレージ ポータルを開き、使用できるリソースのリストからストレージ アカウントを選択します 使用できるリソースのリストからストレージ アカウントを選択します。
コンテナーの名前 を見つける際は、ストレージ アカウントを開いて左側のメニューからコンテナーを選択します。 左側のメニューでコンテナー セクションを見つけてから、コンテナー名のフォルダを選択します。これは $logs フォルダー配下になります。
レポート ディレクトリの名前 を見つける際は、コンテナー名をクリックして、そのコンテナーを開きます。 コンテナーは、ルート フォルダーとログ フォルダーを両方含みます。 レポート ディレクトリはエラー ログを含むフォルダーです。 エラー ログ フォルダーをクリックします。
モデルの名前 を見つける際は、Intelligent Recommendations アカウントを開いて左側のメニューからモデリングを選択します。 自分のモデルの名前が括弧の前に表示されます。 Intelligent Recommendations アカウントを開き、左側のメニューのコンポーネント セクションにあるモデリングをクリックします。
モデルの名前は括弧の前にあります。

アカウント情報をすべて見つけたら、ポップアップ ウィンドウに入力します。 読み込みを選択し、ダッシュボードに接続します。

これらの手順を正常に完了すると、ダッシュボードにデータが表示されます。 このダッシュボードで共有される指標の詳細については、以下の Intelligent Recommendations ダッシュボードの概要を参照してください。誤りがあった場合は、Power BI アプリケーションを閉じて、ファイルを再度開いて最初からやり直します。

これらのレポートを使用する際に利用できる指標の詳細は、レポート概要ガイド を参照してください。

関連情報

シグナル ダッシュボードの概要

Intelligent Recommendations ダッシュボードの概要

クイックスタート ガイド: Intelligent Recommendations アカウントの設定

データ コントラクトの概要

エラー ログ