HTTP 応答キャッシュ
作成者: Walter Oliver
IIS 出力キャッシュは、動的コンテンツからでも、応答全体をメモリにキャッシュできるようにする機能です。 IIS 6.0 のキャッシュとは異なり、IIS 7.0 以降には "スマート" キャッシュがあります。これにより、サイト所有者と開発者は、クエリ文字列値に基づいて応答の個別のコピーをキャッシュするように出力キャッシュを構成できます。 出力キャッシュは、パフォーマンスの高速化に役立つ HTTP.sys カーネル キャッシュとも統合されます。 カーネル キャッシュは既定で有効になっています。 開発者は、アプリケーション内でキャッシュ プロファイルを構成することで、この機能を利用できます。 HTTP.sys キャッシュ内のコンテンツを表示するコマンド ライン ツールを実行できます。
netsh を使用して HTTP 応答キャッシュを表示するには
- コマンド プロンプトを開いて、次のコマンドを実行します。
netsh http show cache
IIS PowerShell プロバイダーを使用してキャッシュを有効にするには
- PowerShell プロンプトを開いて、次のように入力します。
set-webconfigurationproperty /system.webServer/caching iis:\sites\mysite -name enabled -value true
IIS PowerShell プロバイダーを使用して新しいエントリを追加にするには
- 追加のプロパティ -value @{...} を追加する
add-webconfigurationproperty /system.webServer/caching iis:\sites\mysite `-name profiles `-value @{extension='.tif'; policy='CacheForTimePeriod';duration='00:00:10'}
キャッシュ エントリの設定を変更するには
- 特定のエントリを取得する:
$cacheEntry = get-webconfigurationproperty /system.webServer/caching iis:\sites\mysite -atElement @{extension='.tif'}
- 属性を変更する
$cacheEntry.Duration = [TimeSpan]::FromSeconds(10)
$cacheEntry.kernelCachePolicy = 'CacheForTimePeriod'
set-webconfigurationproperty /system.webServer/caching iis:\sites\mysite `
-name profiles `
-atElement @{extension='.tif'} `
-value $cacheEntry