ホスト型 Web Core API リファレンス
このセクションでは、開発者が Hosted Web Core を使用して Web ページをホストするために使用できる関数について説明します。 ホスト型 Web Core を使用すると、ワーカー プロセス以外のプロセスで IIS コアのインスタンスを読み込むことができます。 このインスタンスには個別の構成ファイルが必要であり、ホストできるアプリケーション プールは 1 つだけです。
このセクションの内容
機能 | 説明 |
---|---|
PFN_WEB_CORE_ACTIVATE | ホストされている Web Core のインスタンスを開始します。 |
PFN_WEB_CORE_SET_METADATA_DLL_ENTRY | Web コアアクティブ化のメタデータ オプションを設定します。 |
PFN_WEB_CORE_SHUTDOWN | ホストされている Web Core のインスタンスをシャットダウンします。 |
解説
Hosted Web Core のインスタンスを作成すると、ワーカー プロセス以外のプロセスで IIS コアを読み込むことができます。これは、IIS によって提供される基本 Web アプリケーションとコンテンツ サービス機能です。
注意
ホスト型 Web Core を使用して作成されたアプリケーションは、IIS アプリケーション用の Windows プロセス アクティブ化サービス (WAS) によって提供される監視機能を継承しません。
ホスト型 Web Core を使用すると、IIS コアによってネイティブに提供されるアプリケーション機能を再作成することなく、プロセスで Web ページをホストできます。 たとえば、IIS コアは既に認証と承認を提供しています。そのため、Hosted Web Core を使用するアプリケーションを作成する開発者は、セキュリティ インフラストラクチャを手動で作成する必要はありません。 また、IIS コアには、Internet Server API (ISAPI) フィルターと拡張機能のサポート、HTTP プロトコル スタック (HTTP.sys) ドライバーによって提供される機能、認証など、手動で再作成するために多くの労力が必要な追加機能も用意されています。
注意
Hosted Web Core には、ApplicationHost.config ファイルの設計に従った構成ファイルが必要です。ただし、Hosted Web Core でサポートされるアプリケーション プールは 1 つだけです。 ホステッド Web コードに必要な構成ファイルの詳細については、「 チュートリアル: ホスト型 Web Core 用の構成ファイルの作成」を参照してください。