データ アクセス ツール
データ アクセス ツールを使用すると、管理者および開発者は、リモート IBM DB2 データベース サーバーへの接続をより効率的に定義およびテストできます。 データ アクセス ツールでは、構成済みのデータ ソースが Windows Explorer に似たスコープおよび結果ペインに表示されます。 また、接続情報の定義、テスト検証、および格納のために直観的なデータ ソース ウィザードが用意されています。 データ アクセス ツールを使用することで、ネットワーク、セキュリティ、およびデータベース情報の構成作業が単純化され、DB2 システムでのパッケージ作成が簡単になります。 また、接続のテスト、サンプル クエリの実行、およびデータ ソースの変換も行えます。
データ アクセス ツールのユーザー インターフェイス
データ アクセス ツール ウィンドウ
データ ソース ツールでは、データ ソースを構成して管理できます。 このツールは、3 つのウィンドウに分かれています。
スコープ ウィンドウ (フォルダー ブラウザー)。データ ソースがツリー ビューで表示されます。各フォルダーがデータ ソースの種類を示します。
結果ウィンドウ (リスト アイテムの詳細)。データ ソースがリスト ビューで表示されます。プラット フォーム、変更されたデータなどの詳細情報が含まれます。
結果ウィンドウのビュー。コマンドの出力または現在の接続文字列のいずれかが表示されます。
メニュー コマンドおよびツール バー
コマンドには、メイン メニュー、およびウィンドウの任意のセクションを右クリックして表示される状況依存のメニューからアクセスできます。 たとえば、データ ソース アイテムを右クリックすると、そのデータ ソース アイテムを表示、編集、テスト、削除したり、名前を変更したりできます。 また、F5 キーを押してツリー ビューを最新の情報に更新する、Delete キーを押して現在選択されているアイテムを削除する、F1 キーを押してオンライン ヘルプを開くことができます。
データ アクセス ツールの一般的なタスク
データ ソースの作成
データ ソース ウィザードを起動するには、 [ファイル] メニューまたはコンテキスト メニューの [新しいデータ ソース] をクリックします。
[データ アクセス ツール] ウィンドウで、 [ファイル] メニューをクリックします。
[新しいデータ ソース]をクリックします。
データ ソースを開く
[ファイル] メニューの [データ ソースを開く] コマンドを使用して、Windows の [ファイルを開く] ダイアログ ボックスでユニバーサル データ リンク (*.udl) ファイルを選択できます。 このコマンドを使用すると、データ ソースがデータ ソース ウィザード内で編集用に開きます。
[データ アクセス ツール] ウィンドウで、 [ファイル] メニューをクリックします。
[ データ ソースを開く] をクリックします。 [ファイルを開く] ダイアログ ボックスが表示されます。
目的のデータ ソースを見つけて、 [開く] をクリックします。 データ ソース ウィザードが表示されます。
データ ソースの編集
[アクション] メニューまたは状況依存のメニューの [データ ソースの編集] コマンドを使用して、ユニバーサル データ リンク (*.udl) ファイルを選択できます。 このコマンドを使用すると、データ ソースがデータ ソース ウィザードで編集用に開きます。
[データ ソース ブラウザー] ウィンドウで、 [アクション] メニューをクリックします。
[データ ソースの編集] をクリックします。 データ ソース ウィザードが表示されます。
接続のテスト
[アクション] またはコンテキスト メニューの [接続のテスト] コマンドを使用すると、データ ソースを確認したり、ホスト プラットフォームやバージョンなどの情報を表示したりできます。 DB2 サーバーへの接続テストの出力は、次のようなものになります。
データ ソース 'DB2DSN1' に正常に接続しました。
サーバー・クラス: DB2/MVS
サーバー バージョン: 10.01.0005
接続構成でユーザー名とパスワードを保存しなかった場合は、[ 認証 ] ダイアログ ボックスが表示され、有効なユーザー名とパスワードを入力するように求められます。
サンプル クエリの実行
[アクションとコンテキスト] メニューの [サンプル クエリ] コマンドを使用して、リモート データ ソースに対してサンプル クエリを実行できます。 サンプル クエリでは、データ ソースに構成された既定のスキーマ プロパティを使用することで、システム カタログからテーブルの一覧が取得されます。 データは、 出力 ウィンドウという 2 つのタブとして結果ペインに表示されます。
[データ ソース ブラウザー] ウィンドウで、データ ソースを選択し、 [アクション] メニューをクリックします。
[サンプル クエリ] をクリックします。 [出力] ウィンドウと [グリッド] ウィンドウには、サンプル クエリの結果が表示されます。
データ ソース 'DB2DSN1' から 1000 行が取得ました。
パッケージの作成
[アクション] メニューおよびコンテキスト メニューの [パッケージの作成] コマンドを使用して、リモート DB2 リレーショナル データベース サーバー上にパッケージを作成できます。
[データ ソース ブラウザー] ウィンドウで、 [アクション] メニューをクリックします。
[パッケージの作成] をクリックします。 [パッケージの作成] ダイアログ ボックスが表示されます。
ユーザー名とパスワードを接続構成に保存していない場合は、[認証] ダイアログ ボックスが表示され、有効なユーザー名とパスワードを入力するよう求められます。
接続文字列の表示
[データ ソース ブラウザー] でデータ ソースを選択すると、[出力] ウィンドウにより [接続文字列] ダイアログ ボックスが表示されます。 このダイアログ ボックスから接続文字列をコピーし、他のアプリケーションに貼り付けることができます。 SQL Server Management Studio のこの技術を使用すると、Query Processor で使用できるように Linked Server を定義できます。
パスワードの変更
[アクションとコンテキスト] メニューの [ パスワードの変更 ] コマンドを使用して、現在のパスワードを置き換えて、DB2 パスワード変更管理 (PCM) 機能にアクセスできます。
[データ ソース ブラウザー] ウィンドウで、データ ソースを選択し、 [アクション] メニューをクリックします。
[パスワードの変更] をクリックします。 [認証] ダイアログ ボックスが表示されます。
[ユーザー名] と [パスワード] のテキスト ボックスに現在の資格情報を入力します。
[新しいパスワード] と [パスワードの確認] の両方のテキスト ボックスに新しいパスワードを入力します。 [出力] ウィンドウに、[パスワードの変更] コマンドの結果が表示されます。
データ ソース 'DB2DSN1' のパスワードは正常に変更されました。
接続定義の検索
状況依存のメニューの [検索] コマンドを使用すると、Windows エクスプローラーのダイアログ ボックスを使ってユニバーサル データ リンク (*.udl) ファイルに移動できます。
オプションの設定
[表示] メニューの [オプション] ダイアログ ボックスを使用し、データ アクセス ツールが使用するディレクトリを指定して、ユニバーサル データ リンク (*.udl) ファイルを表示、編集、および保存できます。 また、[オプション] ダイアログを使用して、
ヘルプの取得
状況依存のメニューの [ヘルプ] コマンドおよび [ヘルプ] メニューの [ダイナミック ヘルプ] を使用し、製品のドキュメントを読み込んで、データ アクセス ツールの使用に関する詳細情報を確認できます。
その他のタスクの実行
これまでのトピックで説明したタスクの他に、[編集]、[表示]、[ヘルプ] の各メニューを使用して、以下の操作を行うこともできます。
[編集] メニューを使用して、文字列を元に戻す、切り取る、コピーする、または貼り付ける、データ ソースの削除または名前の変更を行います。
[ 表示 ] メニューを使用してブラウザーを 最新の情報に更新 するか、[ オプション] ダイアログ ボックスを表示します。
[ヘルプ] メニューを使用して、状況依存の動的ヘルプ、HIS DevCenter (MSDN)、HIS TechCenter (TechNet)、HIS フォーラム、HIS フィードバック (Connect)、About (バージョンとライセンス) にアクセスします。