オプションの Explicit-Level オーバーライド認証を使用する方法
[アプリケーションのオーバーライドを許可するチェック] ボックスをクリックすると、アプリケーションはトランザクション インテグレーター (TI) によって提供されるコールバック メカニズムを使用して、実行時に資格情報を指定できます。 アプリケーションオーバーライドを使用する場合、Host Integration Server Enterprise Single Sign-On (ESSO) のインストールと使用は必要ありません。 代わりに、クライアント アプリケーションは、実行時に必要なときに資格情報を要求するために使用できるコールバック オブジェクトへのポインターを TI に提供します。 ユーティリティ コンポーネントが用意されているため、お客様はコールバック ポインターをコンテキストに追加し、変更されたコンテキストから継承する新しい COM+ オブジェクトを作成できます。 セキュリティ コールバック コンポーネントが自動的にインストールされます。
Note
Explicit-Level 認証のオーバーライドは、クライアントの資格情報を指定する推奨される方法ではありません。 可能であれば、クライアント コンテキスト USERID と PASSWORD オーバーライド キーワードを使用する必要があります。 詳細については、 COMTIContext キーワードに関するページを参照してください。
明示的なセキュリティを使用するには、クライアント アプリケーションで次の手順に従う必要があります。
明示的なセキュリティを使用するには
を実装する オブジェクトのインスタンスを作成します
IHostSecurityCallback
。このオブジェクトはクライアント アプリケーションで作成され、開発者によって実装されます。
TI ユーティリティ オブジェクト のインスタンスを作成します
COMTI.HostSecurityContext
。ユーティリティ オブジェクトで を呼び出
SetCallbackObject
し、コールバック オブジェクトにポインターを渡IHostSecurityCallback
します。セキュリティ ユーティリティ オブジェクトの メソッドを使用して
CreateInstance
、TI コンポーネントのインスタンスを作成します。手順 4 で作成した TI コンポーネント インスタンスがホストとの会話を確立すると、コールバック オブジェクトで
ReturnSecurityInfo
メソッドが呼び出されます。 TI は、このメソッドに接続されているリモート環境の名前を渡します。 出力パラメーターは、ログオンとパスワードをクリア テキストとして提供します。開発者の支援として、TI は TI セキュリティ コンポーネントのコンポーネント ライブラリ内の
IHostSecurityCallback
インターフェイスの型情報を提供します。 これにより、Visual Basic 開発者はこのコンポーネントへの参照を設定し、キーワード (keyword)をImplements
使用してコールバック クラスを実装できます。