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リモート環境の選択のコスト

次の図は、中間層 (ビジネスロジック層) での CPU 負荷に対するトランザクションのスループットを示しています。 各データ ポイントは、ストレス クライアントの数と、クライアントでトランザクションを完了するまでにかかる時間の合計を表しています。 (たとえば、8 台のクライアントでは全体的なレートが約 200 TPS で同時にトランザクションが実行されます。) 要求と応答の両方は、481 バイトの混合データ (テキストと数値) で構成されています。

縦軸の 1 秒あたりのトランザクション数と横軸の CPU 使用率を示す図。
縦軸に 1 秒あたりのトランザクション数、横軸に CPU のパーセントが表示されたグラフ

グラフ内の矢印は、SelectionHint を使用したトランザクションと、SelectionHint を使用しないトランザクションが同じ数の TPS で実行された場合の CPU 使用率の最後のレベルを示しています。 このレベルを超えて負荷を上げると、スループットが低下します。 最大 85% の CPU 負荷レベルまでは、両方の種類のトランザクションの応答時間が同じであることがわかります。 SelectionHint プロパティを使用すると、最大スループット レベル (15%) の非常に少ないコストで柔軟性が向上します。 一方、サーバーを使用して 680 TPS をプッシュした場合、SelectionHint を使用しないと、80% を超えていた CPU が快適な 60% レベルに低下します。 これらの CPU サイクルを使用して、中間層のビジネス ロジックを処理できます。

関連項目

SelectionHint プロパティを使用したリモート環境の選択