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Microsoft Graph SDK を使用して国内クラウドのデプロイにアクセスする

既定では、Microsoft Graph SDK は、ルート URL を使用して Microsoft Graph REST API にアクセスして https://graph.microsoft.com 、Microsoft Graph グローバル サービス内のデータにアクセスするように構成されています。 開発者はこの構成をオーバーライドして 、Microsoft Graph の国内クラウドデプロイに接続できます。

前提条件

国内クラウドデプロイに接続するように Microsoft Graph SDK を構成するには、次の情報が必要です。

SDK を構成する

国内クラウドデプロイに接続するには、正しいトークン サービス エンドポイントに接続するように 認証プロバイダー を構成する必要があります。 次に、正しい Microsoft Graph サービス ルート エンドポイントに接続するように SDK クライアントを構成する必要があります。

アクセス許可のスコープ

Microsoft Graph ドメインを .default 含むアクセス許可スコープの値 (スコープを含む) は、国のクラウド展開に Microsoft Graph サービス ルート エンドポイントのドメインを使用する必要があります。 または Mail.SendなどのUser.Read短縮されたアクセス許可スコープ名も有効です。

次の例では、Microsoft Graph SDK を使用して 対話型認証プロバイダー を構成し、Microsoft Graph for US Government L4 ナショナル クラウドに接続します。

// Create the InteractiveBrowserCredential using details
// from app registered in the Azure AD for US Government portal
var credential = new InteractiveBrowserCredential(
    "YOUR_TENANT_ID",
    "YOUR_CLIENT_ID",
    new InteractiveBrowserCredentialOptions
    {
        // https://login.microsoftonline.us
        AuthorityHost = AzureAuthorityHosts.AzureGovernment,
        RedirectUri = new Uri("YOUR_REDIRECT_URI"),
    });

// Create the authentication provider
var authProvider = new AzureIdentityAuthenticationProvider(
    credential,
    isCaeEnabled: true,
    scopes: ["https://graph.microsoft.us/.default"]);

// Create the Microsoft Graph client object using
// the Microsoft Graph for US Government L4 endpoint
// NOTE: The API version must be included in the URL
var graphClient = new GraphServiceClient(
    authProvider,
    "https://graph.microsoft.us/v1.0");