Microsoft Graph レポート API の概要
Microsoft Graph のレポート API を使用すると、Microsoft Entra テナント内のアプリケーションとリソースのアクティビティを理解できます。
レポート API を使用する理由
Microsoft 365 の使用状況レポート作成機能を組織の既存のレポート作成ソリューションに統合する
多くの会社には、レポート作成アプリケーションや Web ポータルを使用する既存のレポート作成ソリューションがあります。 レポート API を使用して Microsoft 365 の使用状況データを組織の既存のレポート作成ソリューションに取り込んで、すべての IT サービス レポートを 1 つの統合場所にまとめることができます。
履歴分析用に使用状況レポートを保持する
レポート API を使用することにより、サービスごとの組織レベルでの要約、最後の 7/30/90/180 日間についてのエンティティ レベル (ユーザー、サイト、アカウント) の使用状況情報、および毎日の活動集計など、あらゆる使用状況レポートで利用可能なデータを入手できます。 これにより、必要に応じて使用状況履歴情報を保持するオプションが提供されます。
AD FS アプリケーションのアクティビティと構成を分析する
Active Directory フェデレーション サービス (AD FS) (AD FS) で構成された証明書利用者、その集計された使用状況、証明書利用者構成をMicrosoft Entra IDに移行できるかどうかを示します。
アプリケーションのサインインを監視する
アプリケーションの使用状況を監視し、使用パターンを決定します。
誰がどのようにアプリケーションを使用しているかを特定します
認証方法の使用状況レポートは、organizationのユーザーがセルフサービス パスワードの保存や多要素認証 (MFA) などのMicrosoft Entra機能を使用する方法を理解するのに役立ちます。 これらのレポートを使用すると、組織にとってより効果的な認証方法、エンドユーザーが直面しているエラーの種類、エンドユーザーがセルフサービスパスワードのリセットと MFA を使用するために必要なキャンペーンなどを特定するのに役立ちます。
Microsoft Entra テナントでのアクティビティの監視
ユーザーがMicrosoft Entra サービスにアクセスして使用する方法について理解を深めます。 データを分析し、組織に特化したニーズに合わせたカスタム ソリューションを作成できます。
レポート API を使用してアクセスできるデータ
レポート API を使用することにより、次の表に記載されているデータ セットにアクセスすることができます。
レポート API | データ セット |
---|---|
ディレクトリ アクティビティ、サインイン、認証メッセージの使用状況、アプリケーションの使用状況などの ID レポートとアクセス レポート | /graph/api/resources/report-identity-access |
Microsoft Teams |
デバイスの使用状況 チーム アクティビティ ユーザー アクティビティ |
Microsoft 365 (全般) |
アクティブ化 アクティブなユーザー アプリの利用状況 ブラウザーの使用状況 (プレビュー) グループのアクティビティ |
OneDrive |
アクティビティ 使用状況 |
Outlook |
アクティビティ アプリの使用状況 メールボックス使用状況 |
パートナーの請求 |
請求済みの使用量 未請求の使用量 |
SharePoint |
アクティビティ サイトの使用状況 |
Skype for Business |
アクティビティ デバイスの使用状況 開催者アクティビティ 参加者のアクティビティ ピア ツー ピア アクティビティ |
Viva Engage |
アクティビティ デバイスの使用状況 グループのアクティビティ |
API リファレンス
このサービスの API リファレンスをお探しですか?
- Microsoft Graph ベータ版の ID とアクセス レポート API
- Microsoft Graph v1.0 の Microsoft 365 使用状況レポート API
- Microsoft Graph ベータ版の Microsoft 365 使用状況レポート API
- Microsoft Graph v1.0 のパートナー課金レポート API
- Microsoft Graph ベータ版のパートナー課金レポート API
次の手順
- Graph Explorer の API について調べる。