Microsoft Graph でのメールボックスのインポートとエクスポート API の概要 (プレビュー)
Microsoft Graph のメールボックスのインポートとエクスポート API を使用すると、アプリケーションはExchange Onlineメールボックスからコンテンツをインポートおよびエクスポートできます。 メールボックス内のコンテンツは、各アイテムの種類のメタデータと構造を個別に理解することなく、一連の フォルダー と アイテム として均一な形式でアクセスできます。 これらの項目は、完全に忠実に FastTransfer ストリーム形式でエクスポートできます。 完全に忠実なエクスポートにより、アイテムを インポート し直すと、Exchange は情報を失うことなくアイテムを再作成します。
これらの API は、Exchange Online上のユーザーのプライマリおよびインプレース アーカイブ メールボックス内のデータへのアクセスをサポートします。 アイテムは、同じメールボックスまたは別のメールボックスにインポートできます。
メールボックスのインポートとエクスポート API と統合する理由
メールボックスアイテムを完全に忠実にバックアップおよび復元する
Exchange は重要な情報の金鉱山です。電子メール、連絡先、タスク、予定表は、organizationの機能の中核です。 ユーザーと管理者が、メールボックス内のアイテムまたはアイテムのセットを復元し、メールボックスのフォルダー階層を変更する必要が生じることがあります。 多くの独立系ソフトウェア ベンダー (ISV) は、メールボックス コンテンツのアイテム レベルのバックアップを実行し、必要に応じてコンテンツをメールボックスに復元することで、このシナリオに対処しています。 FastTransfer ストリーム形式をサポートしていない API を使用する場合、メールボックスのコンテンツを復元することは困難な場合があります。
メールボックスのインポートとエクスポート API で有効にするシナリオの一部を次に示します。
あるメールボックスから別のメールボックスにアイテムを移動する
メールボックスのインポートとエクスポート API を使用して、メールボックス間でアイテムを移動できます。これは、多くのワークフローで一般的です。 Exchange 開発者は、これらの API を使用してプロセスを自動化できます。
API リファレンス
このサービスの API リファレンスについては、「 Microsoft Graph ベータ版のメールボックスのインポートとエクスポート API」を参照してください。
次の手順
- メールボックスのインポートとエクスポート API の詳細については、「 Microsoft Graph でメールボックスのインポートとエクスポート API を使用する (プレビュー)」を参照してください。
- メールボックスアイテムをインポートする方法については、「メールボックス のインポートとエクスポート API を使用して Exchange メールボックスアイテムをインポートする」を参照してください。
- Graph エクスプローラーでメールボックスのインポートとエクスポート API を試してください。