スケジュール済みスタンバイ
スケジュールされたスタンバイは、単一または定期的なスケジュールされた日時にスタンバイ サーバー レベルを調整する自動スケーリング拡張機能です。 スケジュールされたスタンバイは、スケジュールに基づいてサーバーのスケーリングを有効にします。 これにより、予測される負荷の変化に先立ってゲーム サーバーをスケーリングできます。 たとえば、毎週末に、ゲーム サーバーへのトラフィックは金曜日の午後 2 時 (PST 時間) に増え、日曜日の午後 11 時 (PST 時間) までに減少し始めます。 ゲームの既知のプレイヤーの需要パターンに基づいて、スケーリング アクティビティを計画できます。
しくみ
ゲーム開発者は、スタンバイ サーバーの最小数のターゲット スタンバイ フロア値を指定します。 アクティブなサーバーが急速に増加する特定の日付と時間枠の間にプレイヤーの需要が増加すると予測された場合、実際のスタンバイ サーバーは、スタンバイ プールの不足をトリガーするゼロに達する可能性があります。 スケジュールされたスタンバイが有効になっている場合、スタンバイ プールは、プラットフォームで使用されるターゲット スタンバイ値を特定の日時に自動的にスケーリングおよび調整できます。
スケジュールされたスタンバイ ユーザー インターフェイス
スケジュールされたスタンバイ機能は、「マルチプレイヤー| サーバー | [ビルド] ページ」へと移動して、開発者ポータルから有効にすることができます。 スケジュールされたスタンバイ設定は、ビルドの各リージョンに一意に適用されます。 有効にすると、[リージョン別サーバーのビルド] 表で、リージョン名の横に時計 ( ) が表示されます
スケジュールされたスタンバイを有効にするには、[オーバーライドの編集] を選択して特定のリージョンのスケーリング設定を構成することで、リージョンのオーバーライドを作成します。
リージョンのオーバーライドを構成すると、動的スタンバイとスケジュールされたスタンバイの両方のサーバー スケーリング設定を有効にするオプションが表示されます。 スケジュールされたスタンバイは既定で無効になっています。 スケジュールされたスタンバイを有効にするには、スケジュールされたオーバーライドのページ セクションで新しいオーバーライドを選択します。
スケジュールされた新しいオーバーライドを選択すると、スケジュールされたオーバーライのダイアログが展開され、スケジュールされたスタンバイの動作を制御するオプションが表示されます。このオプションは、プレイヤーの需要をサポートするために立ち上がったとき、またはプレイヤーがアクティブなサーバーから切断したときにランプダウンするタイミングを制御します。 各ダイアログ入力については、以下に説明します。
ダイアログ入力 | 説明 |
---|---|
ターゲットのスタンバイ | 動的スタンバイを適用する前に割り当てを待機しているサーバーのターゲット数 |
説明 | スケジュールされたオーバーライドの説明 |
曜日 | スタンバイ設定をスケーリングするためにスケジュールされた曜日 |
時間 | スタンバイ設定のスケールを維持するためのスケジュールされた時間の長さ |
スケジュールの開始 | スケジュールされた上書きをアクティブ化するためのスケジュールされた日付 |
毎週繰り返す | スケジュールされたスタンバイ設定が指定された曜日に繰り返されるかどうかを決定するフラグ |
スケジュールされたスタンバイは、スケジュールが互いに重複しないように、複数のスケジュールされたオーバーライドをサポートします。 新しい上書きを選択するだけで、スケジュールされたオーバーライドを追加できます。 スケジュールされたオーバーライドは、[オーバーライドの詳細] ページ セクションで無効にすることもできます。
リージョンのスケジュールされたオーバーライドに変更を加えた後、[保存して閉じる] を選択して行った変更を保存し、[ビルド リージョンの概要] ページに戻ります。 ビルド リージョンの概要ページは、スケジュールされたスタンバイが有効であることを示し、スケジュールされた設定を表で示します。