XGameSave 開発ツール
XGameSave
が使えるようにゲームを開発することができます。 これには以下のツールが役立ちます。
- xbstorage
- Gamesaveutil
- Fiddler
xbstorage を使用した本体上の XGameSave の管理
xbstorage は、開発用 PC から Xbox One 開発キット上のローカルに接続されたストレージ データを管理できる開発ツールです。
このツールでは、ローカルの XGameSave
ストレージ領域をハード ドライブから消去したり、XML ファイルを使用して個々のユーザーの接続またはマシンの接続ストレージ領域をインポートおよびエクスポートしたりできます。
ローカルの XGameSave
ストレージ領域で操作が実行されると、システムは、その処理がアプリ自体によって実行された場合と同様に動作します。 接続ストレージ領域からローカル ファイルにデータをコピーすると、コピーの前にクラウドとの同期が行われます。
同様に、開発用 PC 上の .xml ファイルから Xbox One 開発キット上の XGameSave
ストレージ コンテナーにデータをコピーすると、そのデータをクラウドにアップロードする処理が本体によって開始されます。 例外があります。開発キットがロックを取得できない場合、つまり、本体上のコンテナーとクラウド上のコンテナーの間で競合がある場合です。 そのような場合、本体は、(保持するコンテナーのバージョンを選択するなどして) ユーザーが競合を解決しないと決定した場合と同様に動作し、次にタイトルが起動されるまで、オフラインでプレイする場合と同様に動作します。
xbstorage reset
コマンドは、すべてのサービス構成識別子 (SCID) とユーザーのセーブ データのローカル ストレージを消去しますが、クラウドに格納されているデータは変更しません。 これは、ユーザーが別の本体にローミングして、タイトルのプレイ時にクラウドからデータをダウンロードする状態に本体を設定する際に役立ちます。
xbstorage の詳細については、「接続ストレージの管理 (xbstorage.exe) (NDA topic)」認可が必須です を参照してください。
Gamesaveutil を使用したデスクトップ上の XGameSave の管理
Gamesaveutil は、Windows SDK に付属のツールであり、xbstorage に用意されている同じ関数をすべて使用して、ローカルにキャッシュされたゲームの XGameSave
ストレージを管理できます。
このツールの使用方法の詳細については、 Gamesaveutil に関するページを参照してください。
注意
Microsoft Docs の Gamesaveutil ドキュメントでは、Connected Storage について言及している部分があります。 Connected Storage は、ユニバーサル Windows プラットフォーム (UWP) や ERA のコンテキストにおけるこのテクノロジの名前でした。 XGameSave
API は、Connected Storage API と同じサービスと通信します。
Fiddler を使用した接続ストレージ ネットワーク アクティビティの監視
クラウド ストレージの処理の実行時に、本体がサービスとやり取りしているかどうかを確認できると便利な場合があります。 Fiddler を使用すると、本体でサービスの呼び出しが正常に行われているかどうか、または本体で承認エラーが発生しているかどうかの確認に役立ちます。 Xbox One での Fiddler の設定方法については、「Xbox One で Fiddler を使用する方法」を参照してください。