Fabric と Power BI で DLP ポリシー違反に対応する
所有しているサポート対象アイテムの種類が Fabric と Power BI の DLP ポリシーに違反していると、OneLake データ ハブまたはワークスペース リスト ビューのアイテムに違反アイコンが表示されます。 アイコンをポイントして [全な詳細を表示する] を選ぶと表示されるサイド パネルでは、アイテムの DLP ポリシー違反の詳細が表示され、それらに対応するためのオプションが提供されます。 あるいは:
セマンティック モデルの詳細ページで、ポリシー ヒントの [すべて表示] ボタンを選びます。
レイクハウスの編集モードで、ヘッダーのポリシー違反通知を選んでから、表示されるポップアップのポリシー違反セクションで [すべて表示] を選びます。
この記事では、サイド ペインに表示される情報と、違反に関して実行できるアクションについて説明します。
アイテムの DLP 違反を表示する
データ損失防止のサイド ペインには、アイテムの名前と、そのアイテムのコンテンツ スキャンによって検出されたすべての DLP ポリシーの問題が一覧表示されます。 アイテムの詳細を見たい場合は、アイテムの名前を選びます。
DLP ポリシーの問題はそれぞれ、カードに表示されます。 カードにはポリシー ヒントと検出された機密データの種類が表示され、データが誤って識別されたと思われる場合に実行できるアクションが示されます。
アクセス制限アクションで構成されたポリシーの違反は赤で示され、アクセスが制限されているユーザーが示されます。
違反に対してアクションを実行する
表示されるアクションまたはアクションの組み合わせは、ポリシー構成によって異なる場合があります。 実行できるアクションは次のとおりです。
- 問題を報告する: 問題を誤検知として報告します (つまり、ポリシーによって非センシティブ データが機密として識別されたことを報告します)。
- オーバーライド: ポリシーをオーバーライドします。 ポリシーをオーバーライドすると、このポリシーではこのアイテムの機密データがチェックされなくなります。 ポリシー構成によっては、オーバーライドの正当な理由を示すことが必要な場合があります。
- 報告とオーバーライド: 誤検知として問題を報告し、ポリシーをオーバーライドします。
注意
あらゆるアクションが監査ログに記録され、セキュリティ管理者は確認できます。
ポリシー ヒントの目的は、アイテムで見つかった機密情報にフラグを設定することです。 このデータを所有していて、それがアイテム内にあってはならないと判断した場合、アイテムからデータを削除すると、次回アイテムが評価されるときに、機密データが見つからないため、ポリシー ヒントが削除されます。