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データ パイプラインを使用して 1 TB の Parquet データをデータ ウェアハウスに読み込む価格シナリオ

このシナリオでは、データ パイプラインで Copy アクティビティを使用して、Azure Data Lake Storage (ADLS) Gen2 に保存されている 1 TB の Parquet テーブル データを Microsoft Fabric のデータ ウェアハウスに読み込みました。

以下の例で使用されている価格は架空のものであり、正確な実際の価格を暗示するものではありません。 これらは、Microsoft Fabric の Data Factory プロジェクトのコストを見積もり、計画、管理を行う方法を示すためのものにすぎません。 また、Fabric 容量はリージョン間で一意な価格が設定されているため、米国西部 2 (一般的な Azure リージョン) のファブリック容量の従量課金制の価格 (CU あたり 1 時間あたり 0.18 ドル) を使用します。 その他の Fabric 容量の価格オプションについては、Microsoft Fabric の価格を参照してください。

構成

このシナリオを実現させるには、次の構成でパイプラインを作成する必要があります。

Screenshot showing the configuration of a pipeline copying Parquet data from ADLS Gen2 to a data warehouse.

Fabric Metrics アプリを使用したコスト見積もり

Screenshot showing the duration and CU consumption of the job in the Fabric Metrics App.

データ移動操作では 3,960 CU 秒を使用し、実行時間は 662.64 秒 でした。一方、アクティビティの実行操作は null でした。これは、パイプライン実行にコピー以外のアクティビティがないためです。

Note

メトリックとして報告されますが、実際の実行時間は、Fabric Metrics アプリで有効な CU 時間を計算する場合には関係ありません。これは、同じく報告される CU 秒のメトリックが実行時間についても既に説明しているためです。

メトリック データ移動操作
CU 秒 3,960 CU 秒
有効な CU 時間 (3,960) / (60*60) CU 時間 = 1.1 CU 時間

$0.18/CU 時間での実行コストの合計 = (1.1 CU 時間) * ($0.18/CU 時間) ~= $0.20