Power BI でアラートを作成し、Fabric Activator で微調整する
Power BI のダッシュボードとレポートでアラート を作成
注
Activator では、"アラート" は "ルール" と呼ばれます。
Power BI から Activator のデータを取得する
Activator で使用するデータは多くのソースから取得できます。 この記事では、Power BI レポートとダッシュボードのアラートにアクセスし、Activator でそれらのアラートを調整する方法について説明します。
Activator を使用してルールを微調整し、Power BI でできるよりも詳細で複雑な条件を設定します。 Activator を使用するもう 1 つの理由は、ルールがアクティブにされたときに Power Automate フローをトリガーする場合です。 Activator でルールを作成および編集する方法については、ルールの作成に関するページを参照してください。
前提条件
Power BI レポート ビジュアルのアラートを作成する
まず、ダッシュボード タイルまたはレポート ビジュアルのアラートを作成します。 この例では、レポート ビジュアルを使用します。
編集ビューで Power BI レポートを開きます。
監視するレポートのビジュアルを選び、そのビジュアルの右上隅にある省略記号 (...) >[アラートの追加] の順に選択します。 ビジュアルでベル アイコンを選択することもできます。
次の図は、店舗別の日次の売上を表示する視覚エフェクトからアラートを設定する方法の例を示しています。
監視する条件を入力します。 たとえば、メジャーとして [売上] を選択し、値が $1,000 を下回った場合にメールで通知するルールを設定します。
Power BI では、アラートの作成時に設定されたフィルターが使用されます。 アラートの作成後に視覚エフェクトのフィルターを変更しても、アラート ロジックには影響しません。 [適用されたフィルターを表示] またはフィルター アイコン
を選択して、ビジュアルのフィルターを表示します。
アラートを保存する準備ができたら、[適用] を選択します。[適用] を選択すると、アクティブなレポートと Activator アイテムにアラートの条件が保存されます。
アラートを作成すると、Activator は 1 時間に 1 回視覚エフェクト内のデータを監視します。 アラート条件が true になってから 1 時間以内にアラートを受け取ります。
必要に応じて、アラートを保存する既定の Activator の場所を変更します。 [アラート] ペインの下部にある Activator 名の右側の省略記号 (...) を選択します。 その後、[新しい Activator アイテムを作成] を選択し、わかりやすい名前を付けます。
Activator でアラートを開くには、新しいアラート名の右側にある省略記号 (...) を選択し、[Activator で開く] を選びます。 リンクが正常に機能するように、[アラート] ペインを閉じて再度開く必要がある場合があります。 Activator が開き、アラートが強調表示され、右側に [定義] ペインが開きます。
制限と考慮事項
- 視覚エフェクトに複数のデータ系列がある場合、Activator は各データ系列にアラート ルールを適用します。 ここに示す例では、視覚エフェクトに店舗ごとの売上が表示されているため、アラート ルールは店舗ごとに適用されます。
- 視覚エフェクトに時間軸がある場合、Activator はアラート ロジックで時間軸を使用します。 ここに示す例では、視覚エフェクトに日単位の時間軸があるため、Activator は 1 日あたりの売上を監視します。 Activator は時間軸上の各ポイントを 1 回チェックします。 Activator がチェックした後に視覚エフェクトが特定の時点の値を更新した場合、Activator は更新された値を無視します。
- テーブルとマトリックスの視覚エフェクトでアラートを作成できます。 Activator は、テーブル内の各行、またはマトリックスの各セルにアラート条件を適用します。 テーブルまたはマトリックスにタイムスタンプを含む列がある場合、Activator はその列を時間軸として解釈します。
- Activator は、アラートを作成した時点でのフィルターを使用します。 アラートの作成後に視覚エフェクトのフィルターを変更しても、アラート ロジックには影響しません。 [適用されたフィルターを表示] を選択すると、視覚エフェクトのフィルターが表示されます。