Microsoft Fabric でユーザー アクティビティを追跡する
Microsoft Fabric 内で、だれがどの項目にどのようなアクションを実行しているかを把握することは、組織が法令順守やレコード管理などの要件を満たすうえで非常に重要です。 この記事では、監査ログを使用したユーザー アクティビティの追跡について説明します。
前提条件
監査ログにアクセスするには、Exchange Online の監査ログロールが割り当てられている必要があります。 既定では、コンプライアンス管理ロール グループと組織管理ロール グループには、Exchange 管理センター内の [管理者ロール] ページでロールが割り当てられます。 監査ログを表示できるロールに関する詳細については、「監査ログを検索するための要件」を参照してください。
アクセス
監査ログにアクセスするには、ファブリックの管理ポータルにアクセスし、[監査ログ] を選択し、次に [Microsoft 365 管理センターに移動] を選択します。
監査ログには、Microsoft Purview を通じて直接アクセスできます。
監査ログを検索する
監査ログは、以下の一覧にあるフィルターを使用して検索できます。 フィルターを組み合わせると、検索結果には、すべてのフィルター条件に一致する項目のみが表示されます。
アクティビティ - 選択したアクティビティが検索で返されます。
日付と時刻の範囲 - [開始日] フィールドと [終了日] フィールドを使用して、期間でログを検索します。 既定の選択は過去 7 日間です。 日付と時刻は UTC 形式で表示されます。 指定できる日付範囲は最大 90 日です。
ユーザー - 特定のユーザーによって実行されるアクティビティを検索します。 [ユーザー] フィールドに 1 つまたは複数のユーザー名を入力します。 ユーザー名はメール アドレス形式で表示されます。 組織のすべてのユーザー (およびサービス アカウント) のエントリを返すには、ボックスを空白のままにします。
ファイル、フォルダー、またはサイト - ファイル名、フォルダー名、または URL で検索します。
PowerShell を使用して監査ログを表示することもできます。 PowerShell を使用するには、Exchange Online PowerShell に接続します。 ブログ投稿の「Power BI 監査ログと PowerShell を使用して、Power BI Pro ライセンス割り当てる」を参照として使用することもできます。
考慮事項と制限事項
監査ログで容量 ID と容量名を使用できない場合は、Microsoft Fabric Capacity Metrics アプリでそれらを表示できます。