ワークフローの状態を確認する
ワークフローが作成されたら、その状態および実行履歴を確認して、スケジュールとオンデマンドの両方で処理されたユーザーに対して適切に実行されたことを確認することが重要です。 ワークフローの状態に関する情報を取得するために、ライフサイクル ワークフローでは、実行とユーザー処理の履歴を確認できます。 この履歴では、ワークフローが実行された頻度と、正常に実行された対象ユーザーを確認するための概要も示されます。 また、ワークフローとそのタスクの両方の状態を確認することもできます。 ワークフローとそのタスクの状態を確認すると、実行中に発生するおそれがある潜在的な問題をトラブルシューティングすることができます。
Microsoft Entra 管理センターを使用してワークフロー履歴を実行する
ライフサイクル ワークフローを使用して、ワークフローの実行情報を取得できます。 Microsoft Entra 管理センターを使用してワークフローの実行を確認するには、次の手順を実行します。
Microsoft Entra 管理センターに少なくともライフサイクル ワークフロー管理者としてサインインします。
ID ガバナンス>ライフサイクル ワークフロー>ワークフローを参照します。
履歴を実行するワークフローを選択します。
ワークフローの概要画面で、[ワークフロー履歴] を選択します。
履歴ページで、[実行] ボタンを選択します。
ここに、ワークフロー実行の概要が表示されます。
実行の概要カードには、処理された実行の合計数、成功した実行の数、失敗した実行の数、失敗したタスクの合計数が含まれます。
Microsoft Entra 管理センターを使用したユーザー ワークフロー履歴
ワークフローの実行の要約だけでなく、さらに詳しい情報を取得するために、ワークフローで処理されたユーザーに関する情報も取得できます。 あるワークフローで Microsoft Entra 管理センターを使用して処理されたユーザーの状態を確認するには、次の手順を実行します。
左メニューで、[ライフサイクル ワークフロー] を選択します。
ワークフローを選択します。
ユーザー処理情報を表示するワークフローを選択します。
ワークフローの概要画面で、[ワークフロー履歴] を選択します。
[ワークフロー履歴] ページには、ワークフローによって処理された各ユーザーの概要と、成功および失敗したユーザーとタスクの数が表示されます。
特定のユーザーによる合計タスク数を選択すると、正常に完了した、または現在処理中のタスクを確認できます。
失敗したタスクを選択すると、特定のユーザーに対して失敗したタスクを確認できます。
未処理のタスクを選択すると、未処理のタスクを確認できます。
Microsoft Graph を使用したユーザーのワークフロー履歴
Microsoft Graph を使用してユーザー処理結果を一覧表示する
ワークフローによって処理されたユーザーの状態リスト (UserProcessingResults) を表示するには、次の API 呼び出しを行います。
Microsoft Graph 経由で API を使用してユーザー処理の結果の一覧を表示するには、「ユーザー処理結果の一覧を表示」をご覧ください。
Microsoft Graph を使用したユーザー処理の結果
Microsoft Graph API を使ってユーザー処理結果の概要を表示するには、「userProcessingResult: summary"} を参照してください。
Microsoft Graph を使用したワークフロー履歴の実行
Microsoft Graph を使用して実行を一覧表示する
Microsoft Graph を使用して API 経由でワークフローの実行を表示するには、「実行」を参照してください。
Microsoft Graph を使用して実行の要約を取得する
Microsoft Graph API を使用して実行の概要を表示するには、「ライフサイクル ワークフローの実行の概要」を参照してください。
Microsoft Graph を使用して特定の実行のユーザーとタスクの処理結果を一覧表示する
ライフサイクル ワークフローの実行に対するユーザー処理の結果を Microsoft Graph の API を使用して取得するには、「UserProcessingResult の取得 (ライフサイクル ワークフローの実行)」を参照してください。
Microsoft Graph の API を使用してユーザー処理結果のタスク処理結果を一覧表示するには、「taskProcessingResults の一覧表示 (userProcessingResult)」を参照してください。
注
userProcessingResults ID を取得するには、過去 7 日間にワークフローのアクティビティが必要です。 その時間枠内にアクティビティがない場合、userProcessingResults 呼び出しは値を返しません。