ホストされたアプリケーション ツールキット (HAT) のアーキテクチャ
このトピックは、ホストされたアプリケーション ツールキット (HAT) のコンポーネントおよびアプリケーションの開始プロセスを紹介します。
HAT コンポーネント
データ駆動型アダプター (DDA): DDA はホストされたアプリケーションのユーザー インターフェイス (UI) を使用する、汎用アセンブリです。 UII SDK には 4 種類の DDA が付属します。
UIADataDrivenAdapter – この DDA は Microsoft .NET Framework 4 に付属する UI 自動化フレームワークを使用して、Windows ベースのアプリケーション、Windows Presentation Foundation (WPF)、Silverlight、および Web アプリケーションと交信します。
WinDataDrivenAdapter – この DDA は、Microsoft Active Accessibility (MSAA) フレームワークを使用して、Windows ベースのアプリケーションと交信します。
WebDataDrivenAdapter – この DDA は、ドキュメント オブジェクト モデル (DOM) (MSHTML) を使用して Web アプリケーションと交信します。
JavaDataDrivenAdapter – この DDA は、Java Access Bridge (JDK 1.7 またはそれ以降) を使用して Java アプリケーションと交信します。
バインディング: バインディングはホストされたアプリケーションを使用して UI 要素を説明し、DDA により利用されます。
自動化: 自動化は、ビジネス ロジックをホストする Windows Workflow Foundation (WF) ワークフローです。 ホストされたアプリケーション ツールキット (HAT) ソフトウェア ファクトリには、ホストされたアプリケーションと交信するための WF の一連の活動が用意されています。 詳細情報: HAT 自動化活動の使用
次の図は HAT アーキテクチャを示したものです。
アプリケーション開始プロセス
DDA はバインディングおよび容易に識別できるコントロール名を使用し、自動化のためのアプリケーションの UI コントロールが用意されています。 自動化はこれらの名前を使用して、UI コントロールを管理します。 バインディングは、アプリケーションの開始中の文字列初期化手順の一部として用意されています。 アプリケーション統合フレームワークにより、初期化文字列からこれらのバインディングが抽出され、DDA に提供されます。 次の図は、アプリケーションの起動時に発生する一般的なプロセスを示します。