サービス作業の概要
サービス作業は、サービス注文で実行される作業を記述するために使用されます。 この情報は、技術者と顧客の両方が参照できます。
サービス作業は、サービス作業 ページで作成し、サービス作業関係を作成することで特定のサービス合意またはサービス注文に関連付けます。 サービス タスク リレーションをするたびに、以下を作成することができます。
作業に関する社内ノート。技術者にとって重要な、作業に関する詳細な技術的要求事項などが含まれます。
顧客が参照できる社外ノート。 顧客とサービス会社の契約に従って遂行されるタスクに関する、あまり専門的でない説明などが含まれます。
サービス タスクとサービス注文またはサービス契約の間にサービス タスク リレーションを設定すると、現在のサービス注文またはサービス契約にサービス注文明細行またはサービス契約行を作成するときに、このサービス タスクを指定できるようになります。
サービス契約からサービス注文を生成するときに、各サービス契約行に割り当てられたサービスタスクを使用して、サービス注文明細行をサービス注文へとグループ化できます。
サービス作業の作成
- サービス管理 > 設定 > サービス作業をクリックします。
- 新しい行を作成します。
- サービス ID と説明を入力します。
例
ある技術者が、顧客のサイトでギアボックス (サービス対象 GB-1234) に対して 2 つのジョブを遂行する必要があります。 顧客に対してサービス契約が作成され、2 つのジョブに複数のトランザクションが関連付けられます。 このサービス契約および 2 つのジョブのサービス契約を次に示します。
サービス契約
Project | サービス契約 | Description | グループ化 |
---|---|---|---|
9012 | 000008_001 | 点検と定期交換 - GB-1234 | 割増給与 |
サービス契約項目
説明 | トランザクション タイプ | サービス対象 | サービス作業 |
---|---|---|---|
点検とクリーニング | 時 | GB-1234 | I/C - GB1234 |
旅行 | Expense | GB-1234 | I/C - GB1234 |
材料 | 項目 | GB-1234 | I/C - GB1234 |
定期交換 | 時 | GB-1234 | RR - GB1234 |
GR-1 | 項目 | GB-1234 | RR - GB1234 |
GR-5 | 項目 | GB-1234 | RR - GB1234 |
2 つのジョブのサービス合意項目には、2 つのサービス作業が関連付けられています。 このサービス作業によって、各ジョブに属するトランザクションが決まります。 最初のケースでは、対象 GB-1234 の点検とクリーニングに関係するすべてのサービス契約項目が、サービス タスク I/C - GB1234 で識別されます。 2 番目のケースでは、定期交換ジョブの遂行に関係するすべてのサービス契約が、サービス契約 RR - GB1234 で識別されます。
サービス作業を特定の契約に関連付けるサービス作業関係は次のとおりです。
サービス作業
サービス作業 | 説明 | 社内ノート | 社外ノート |
---|---|---|---|
I/C - GB1234 | ギアボックス GB-1234 の点検 | ギアボックス GB-1234 の目視および機械による点検とクリーニング | ギアボックスの定期点検 |
RR - GB1234 | GB-1234 の部品の定期交換 | GR-1 および GR-5 部品の定期サービス交換 (2002 年より前に製造されたギアボックスについては GR-2 部品も交換) | 定期部品交換 |
サービス注文のグループ化
サービス注文を自動的に作成するときに、サービス タスクをグループ化の基準として使用できます。 サービス注文をサービス タスクでグループ化するには、サービス契約の定義で、そのサービス契約に基づくサービス注文をグループ化する際の最初のグループ化基準としてサービス タスク ID を使用するように指定します。
サービス作業によるグループ化
- サービス管理 > サービス契約 > サービス契約をクリックします。
- 設定 タブの、サービス注文の組み合わせ フィールドで サービス作業別 を選択します。