翻訳された製品名と説明をUIに表示する
複数の国や地域で世界的に事業を展開する企業にとって、各ユーザーがそれぞれの言語で製品情報を使用できることがことが重要です。 電話で顧客とコミュニケーションをとる販売担当者には、製品名がローカル言語で表示されます。 購入者は自分の話す言語で製品を検索できるようになります。 製造現場の作業者は、慣れ親しんだ製品名と指示を取得します。 いずれの場合も、情報はシステム言語以外の言語で表示できます。
すべてのユーザー Microsoft Dynamics 365 Supply Chain Management 選択ユーザー インターフェイス (UI) 要素 (フィールド名、ボタン ラベル、ページ名など) に対して表示が必要な言語を使用できます。 また、システムでは、各製品の製品名と詳細を必要な数の異なる言語で入力することもでき、各印刷ドキュメントは、この製品情報を選択した言語で表示するように設定できます。 ただし、オンライン作業を行うユーザーに対して、UI が翻訳された製品情報を表示するとは限りません。 代わりに、翻訳された製品名と説明を使用するようにシステムを構成しない限り、製品名と説明がシステム言語で表示されます。 この動作は、生産現場の実行インターフェイスや注文明細行の入力などの機能に影響します。
製品の翻訳を入力し、UI に表示するようにシステムを構成すると、各ユーザーがオンラインで作業中に、自分の優先言語で製品データ (名前と説明) を表示できるようになります。 ユーザーの優先言語で名前または説明が利用できない製品の場合、システムは代わりにシステム言語で名前または説明を表示します。
次のビデオでは、この機能について説明します。
システムで機能をオンまたはオフにする
この機能は使用する前にシステムでオンにする必要があります。 管理者は、機能管理 設定を使用して、機能の状態を確認し、有効にすることができます。 機能管理 ワークスペースで、この機能は次のようにリストされています。
- モジュール :生産情報管理
- 機能名 :ユーザーの言語での製品情報の表示
翻訳された製品情報を表示するようにシステムを構成する
翻訳された製品名と説明を UI に表示するようにシステムを設定するには、次の手順に従います。
製品情報管理 > 設定 > 製品情報管理パラメーターに移動します。
全般 タブの 製品 ID セクションで、ユーザーの言語で製品情報を表示 オプションを次のいずれかの値に設定します:
- [ ] : UIで各ユーザーが優先する言語で製品名と説明を表示します。 ユーザーの優先言語で名前または説明を利用できない製品の場合、代わりにシステム言語が使用されます。
- [いいえ ] : 各ユーザーの優先言語設定に関係なく、常に製品名と説明がシステム言語でUIに表示されます。 翻訳された製品名と説明は、印刷ドキュメントで引き続き使用されます。
翻訳された製品名と詳細を入力する
製品の翻訳名と説明を入力するには、次の手順に従います。
- 製品管理情報 > 製品 > リリースされた製品の順に移動します。
- 使用する製品を検索して選択します。
- アクション ウィンドウの 製品 タブで 翻訳 を選択します。
- テキスト翻訳 ページのアクション ウィンドウで、追加 を選択します。
- ドロップダウン ダイアログ ボックスで、翻訳を入力する言語を選択します。 次に、表示されるフィールドに翻訳を入力します。
- さらに多くの言語の翻訳を追加するには、言語 ドロップダウン リストを使用して各言語に切り替え、必要に応じて翻訳を入力します。
優先言語を選択する
次の手順に従って、優先言語を選択します。 この言語はすべての UI 要素に使用され、製品名や説明にも使用される場合があります (この記事の前半で説明したように入力して有効にしている場合)。
- 右上隅にある 設定ボタン (歯車記号) を選択して、メニューで ユーザー オプション を選択します。
- 基本設定 タブの 言語と国/地域 FastTab で 言語 フィールドを優先言語に設定します。