見積もり、受注、請求書の管理
Dynamics 365 Sales では、販売は見積もりの作成から始まります。 見積もりが承認されるまでには、営業担当者と顧客の間で何度が修正が加えられます。 見積もりが承認されたら、そこから受注が作成されます。 受注は、見積もりに提示されている商品またはサービスの契約を履行するために使用されます。 最後に、商品またはサービスの受注が出荷された後、請求書が作成されます。
Dynamics 365 Sales では、見積もり、受注、請求書は、同じ項目と見なされますが、移行の状態は異なります。
見積や請求書などの販売取引は、商談レコードをもとに作成することができます。 営業トランザクションをこの方法で開始すると、情報のほとんどは、営業案件データに基づいて自動的に入力されるという利点があります。 また、営業案件レコード内から任意の営業トランザクション レコードを表示して、営業プロセス全体や期待売上を追跡することもできます。
詳細:
見積もりの段階について
新たに見積書を作成すると、自動的に下書きとして設定され、リビジョンIDは 0 に設定されます。
見積書を顧客に送信する前に、有効化する必要があります。 見積もりをアクティブ化すると、使用しているバージョンと顧客のバージョンが一致するように見積もりは読み取り専用になります。 見積もりを変更すると、改訂 ID が 1 だけ増加します。
見積もりをクローズするときは、"失注"、"取り消し"、"変更済み" という 3 つの選択肢があります。 見積もりを変更した場合は、新しい見積もりが作成され、"下書き" 状態に設定され、初めからやり直すことができます。 見積もりを変更しない場合は、見積もりがクローズされます。
現在の価格と請求書でロックされた価格の違い
Dynamics 365 Sales には、受注および請求書に関して、現在の値付けを使用 および 価格のロック の 2 種類の価格設定方式が用意されています。
製品カタログに記載された製品価格をそのまま使用する場合は、 現在の価格を使用する を選択します。 この製品価格を変更すると、この製品を含むすべての作業中の請求書の価格が変更されます。
価格のロック では、未決済の受注または請求書の製品価格をロックします。 製品カタログで価格が変更されても、受注または請求書は合意された価格のままです。