スケジュールを使用してクライアント内のパフォーマンス プロファイリングを簡単に設定する
有効対象 | パブリック プレビュー | 一般提供 |
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ユーザー向けで、自動的に有効化される | 2024 年 10 月 1 日 | 2024 年 10 月 1 日 |
ビジネス バリュー
3 リリース前に、拡張機能全体のパフォーマンスの問題を調査するための非常に強力なツールであるクライアント内プロファイラーをリリースしました。 それ以来、プロファイリングは、顧客、パートナー、サポートにとってアプリケーション パフォーマンスの問題を特定するために不可欠なものとなり、パートナーにとっての主要なパフォーマンス トラブルシューティング ツールになっています。
ただし、現在はインタラクティブなキャプチャであるため、パフォーマンス プロファイルを取得するには、明確に定義された再現手順と関係者間のコラボレーションが必要です。
顧客、コンサルタント、プロ開発者、パートナー、Microsoft サポートがプロファイルをより簡単かつ迅速にキャプチャし、それによって手動の共同作業を減らして、軽減までの時間を短縮するために、このリリースでは、キャプチャをトリガーする明確に定義されたスケジュール ルールに基づいて、バックグラウンドでパフォーマンス プロファイルを自動的かつ非対話的にキャプチャするための追加サポートが追加されます。 キャプチャされたプロファイルの詳細は後で分析できます。
機能の詳細
プロファイルを開始し、クライアントで再現手順を実行してから、プロファイラーを停止して結果を分析するという、パフォーマンス プロファイルをキャプチャする既存の対話型方法に加えて、バックグラウンドでプロファイルをキャプチャするための新しいルール ベースのスケジュール モードが追加されました。
これにより、顧客管理者、コンサルタント、サポート担当者、または開発者は、特定の期間について特定のユーザーおよびセッション タイプとしてプロファイルするなど、特定のスケジュールされたルールを設定できます。 ルールが定義されて有効になると、サーバーはルールが満たされるたびにプロファイルをトリガーします。 期間が終了するとプロファイリングは停止するので、結果を調べて、断続的なものや長時間続くものなど、パフォーマンス上の問題があるかどうかを確認できます。
新しいプロファイル ルール スケジュールを作成するには、プロファイラー スケジュール ページを開きます。 そこには、定義されたスケジュールと追加のスケジュールの詳細が一覧表示されます。 ここから新しいスケジュールを作成できます。
新しいプロファイル キャプチャ スケジュールを作成するときは、いくつかのルールと設定を定義できます。
- 有効: 定義されたスケジュールを有効または無効にできます。
- 開始時間と終了時間: スケジュールがアクティブになり、プロファイルのキャプチャをトリガーできる期間を設定します。
- 説明: プロファイル スケジュールの独自の説明を追加します。
- ユーザー ID: スケジュールで特定のユーザーのプロファイルのみをキャプチャするかどうかを選択します。
- 活動の種類: プロファイルのキャプチャをトリガーする活動の種類を選択します。 バックグラウンド タスクや、ブラウザー内のアクティビティ (ページを開く、など) でもかまいません。
- サンプリング頻度: プロファイルをキャプチャするときに使用するサンプリング頻度を選択します。 既存の対話型のクライアント内パフォーマンス プロファイラーや Visual Studio Code の AL プロファイラーと同じオプションを選択できます。
- プロファイル作成しきい値: プロファイルを保存する最小期間を指定します。
- 保持期間: このスケジュールでキャプチャされたプロファイルを保持する期間を指定します。
次の例は、特定のユーザーのブラウザー アクティビティのプロファイルを 5 日間キャプチャするスケジュールを設定する方法を示しています。
プロファイル スケジュールが定義され、有効化され、実行されたら、クライアント内パフォーマンス プロファイラーと同じように、キャプチャされたすべてのプロファイルをパフォーマンス プロファイル リスト ページで表示し、詳細な分析のために選択したプロファイルを開くことができます。
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関連項目
スケジュールされたパフォーマンス プロファイラーの概要 (ドキュメント)