Delta Lake 形式のデータを使用して分析情報を得るまでの時間を短縮する
重要
このリリース計画で説明されている機能の一部は、まだリリースされていません。 提供タイムラインは変更される可能性があり、予定されている機能はリリースされない可能性があります (Microsoft ポリシーを参照)。 詳細: 新機能と予定されている機能
有効対象 | パブリック プレビュー | 一般提供 |
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管理者、作成者、マーケティング担当者、またはアナリスト向けで、自動的に有効化される | 2024 年 8 月 | 2024 年 10 月 |
ビジネス バリュー
顧客データは、オンライン アクティビティやモバイル対話などの急速に変化するシグナルによって絶えず更新されます。 顧客分析情報の生成に従来のデータ ウェアハウスを使用すると、更新のたびに分析情報の生成に要する時間が増加し、未処理のシグナルの量が増え続けます。 キューが長くなると、分析情報が遅くなったり、古くなったりします。 Customer Insights で Delta Lake ストレージ形式がネイティブにサポートされるようになったため、急速に変化するデータ更新の量が増えても処理時間を短縮できるようになりました。 顧客プロファイルおよび関連する更新された分析情報をいっそう頻繁に取得し、利用可能な最新の情報に基づいて顧客エンゲージメントに対応できます。 これにより、顧客にとって最も関連性が高くパーソナライズされたエクスペリエンスを作成し、最新のタイムリーな分析情報をビジネス ユーザーに提供できます。
機能の詳細
Delta Lake 形式の重要な価値の 1 つは、データに対する変更を経時的に追跡できることです。 Customer Insights で Delta Lake テーブル形式がネイティブにサポートされるようになり、Delta Lake の増分データ更新を活用して Customer Insights - Data での処理を高速化できるようになりました。
通常、顧客プロファイル データは毎日数パーセントしか変化しません。 Customer Insights - Data は、データ セット全体を毎日再処理する代わりに、変更されたソース データのみを Delta 形式での統合のために処理でき、時間を節約し、結果をより速く提供できます。 すべてのテーブルが Delta 形式の場合、このように自動的に改善されます。 設定や変更は必要ありません。
統合、セグメント、メジャー、アクティビティ、予測についても、増分処理が実装されます。
注
この初期リリースの増分統合では、統合プロセスに関与するすべてのソース テーブルが Delta 形式を使用する必要があります。 Delta Lake コネクタを使用して Customer Insights - Data に取り込まれるテーブルはすべて Delta 形式になります。 2 月以降には、Dataverse コネクタを使用してインポートされるテーブルも Delta 形式になります。