拡張機能のソースとビルドに関するメタデータを追跡する
重要
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有効対象 | パブリック プレビュー | 一般提供 |
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管理者、作成者、マーケティング担当者、またはアナリスト向けで、自動的に有効化される | 2023年8月16日 | 2023年10月2日 |
ビジネス バリュー
DevOps パイプラインの一環として作成された拡張機能を追跡しやすくするために、拡張機能の app.json マニフェストに Source プロパティと Build プロパティが導入されます。 これを使うと、拡張機能の作成に使用された関連するソース リポジトリ、コミット ID、ビルド システムを簡単に見つけることができます。
機能の詳細
拡張機能の app.json マニフェストには、2 つの新しいプロパティ Source と Build が含まれるようになりました。 これらを使って、ソースの場所とビルド コンテキストを追跡できます。
ソースに関しては、以下がサポートされます。
- repositoryUrl。プロジェクトのソース コードが存在するリポジトリの URL です。
- commit。プロジェクトの現在のバージョンのソース コードの ID です。これを使って、拡張機能のビルドをトリガーしたコミットに戻ることができます。
ビルドに関しては、以下がサポートされます。
- by。ビルドを調整したビルド エージェントまたはシステムを追跡するのに役立ちます。例: AL-Go for GitHub。
- url。ビルドが存在するビルド システム呼び出しへの URL として使用できます。
これらの値は app.json 内で直接定義できますが、その動的な性質を考慮すると、使用される alc.exe コンパイラ実行可能ファイルのコマンド ライン パラメーターを介して、ビルド パイプラインの一部としてこれらの値を設定するのが通常のシナリオになるでしょう。 ここで渡された値は、app.json ソース ファイル内のすべての値を上書きします。
BcContainerHelper を使う場合、関数 Compile-AppInBcContainer と Compile-AppWithCompilerFolder は "SourceRepositoryUrl"、"SourceCommit"、"BuildBy"、"BuildUrl" のパラメーターを受け取るようになりました。 これらは、AL:Go for GitHub を使って拡張機能を構築する場合に設定されるようになりました。
このリリースでは、これらの値はいずれも、拡張機能管理ページ、TAC、または NAV-AppInfo などの PowerShell コマンド経由ではまだ表示されません。 その値を読み取りたい場合、現在のオプションは BcContainerHelper "Extract-AppFileToFolder" を使うことです。これにより、設定を含む app.json ファイルを取得できるようになります。
app.json のビルドとソースのメタデータの例を次に示します。 これは通常、手動ではなく、ビルド プロセスによって設定されます。
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関連項目
JSON ファイル (ドキュメント)