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10.0.32 での在庫および物流機能の状態の更新

重要

このコンテンツはアーカイブされており、更新されていません。 最新のドキュメントについては、「Dynamics 365 Supply Chain Management の新機能および変更された機能」を参照してください。 最新のリリース計画については、「Dynamics 365、Power Platform、Cloud for Industry のリリース計画」を参照してください。

有効対象 パブリック プレビュー 一般提供
ユーザー向けで、管理者、作成者、またはアナリストによる有効化/構成が必要 2023年2月6日 2023年4月1日

ビジネス バリュー

既定で機能をオンにすることで、使用しているシステムを Dynamics 365 Supply Chain Management の最新の在庫および物流機能に対応させることができます。

機能の詳細

10.0.32 リリースで必須になる機能

これらの機能は必須になり、無効にすることはできなくなりました。

営業とマーケティング

  • バッチ タスクあたりの販売注文明細行数の制限: 各バッチ タスクで処理される注文明細行数を制限することにより、確認書、ピッキング リスト、梱包明細、請求書を転記する際のシステム パフォーマンスの最適化に役立ちます。
  • 入荷希望日を会社間注文の確認日で更新する: 会社間直納シナリオ内で販売日および購入日フィールド値がどうなるかを制御できます。

10.0.32 リリースの既定で有効になる機能

これらの機能は既定で有効になっていますが、手動で無効にすることもできます。 これらはすべて、2023 年リリース サイクル 1 で必須になることを目標としています。

原価管理

在庫管理

  • 手持在庫レポート データのクリーンアップ: 手持在庫レポート ストレージ レポートの作成に使用されるデータをクリーンアップすることができます。

リベート管理

営業とマーケティング

  • 複数のスレッドを使用して販売合計を計算: 販売合計をバッチ計算する際に並列処理を使用することで、システム パフォーマンスの向上を支援します。
  • 会社間に手動で入力された価格と割引の更新: 会社間取引において手動変更ポリシー機能を有効にできます。 これには、会社間販売と発注書の間で手動変更ポリシーを転送する機能が含まれます。 以前は、この機能は会社間注文以外でのみ利用できました。 会社間注文に変更を加えると、価格と割引の更新ダイアログ オプションが表示されるようになりました。 このダイアログ オプションを使用すると、ユーザーは会社間注文ごとに価格と割引の詳細を更新するか保持するかを選択できます。

輸送管理

  • 輸送中の商品の入庫および棚入: 輸送中の商品の入庫および棚入プロセスにおいて、プロセス ガイド フレームワークの代わりにレガシー コードを使って輸送中の商品を入庫できます。

10.0.32 リリースで一般提供になる機能

これらの機能が一般提供されるようになりました。 これらは既定では有効にならないため、手動で有効にする必要があります。 一部の機能は、有効にした後に再び無効にすることができます。これらは 2023 年リリース サイクル 2 で既定により有効になる予定です。 これらの機能はすべて、2024 年リリース サイクル 1 で必須になります。

原価管理

  • 原価会計間接費計算の実行エラー ログを有効化する: システムによって間接費が計算されているときに仕訳帳の作成に失敗した場合のエラー メッセージのログを有効にします。

リベート管理

  • 転記日付のあるリベート引当金の転記をキャンセルする: 指定された転記日付で転記されたリベート引当金をキャンセルし、元のトランザクションとドキュメントを取り消します。 この機能が有効になる前に転記されたリベート引当金トランザクションは、特定の日付と現在の取引設定で反対の引当金トランザクションを生成することによってのみ取り消せきます。 この機能が有効になると、現在の取引設定にかかわらず、特定の日付で新たに転記されたリベート引当金トランザクションを完全に取り消すことができます。
  • リベート管理での訂正票計算の強化: リベート管理の取引明細行に訂正票を含めることができます。 リベート管理明細行では、販売注文と訂正票の両方が確認されて、リベートの金額/数量の条件が考慮され、バッチ ジョブ プロセス時に適切に計算されるか引当金の転記プロセス時に (構成に基づいて) 計算されます。 訂正票が販売注文明細行と一致する場合、価格の詳細には元の営業トランザクションが含められます。
  • リベート管理で自動マイナス層を有効にする: 取引明細行ごとにマイナス層を自動的に設定できます。 その場合、必要に応じてシステムによりリベートが自動的に計算されます。
  • リベート請求前の損金処理: 場合によっては、引当金の一部が請求されないことがあります。 この機能を使用すると、リベート管理を処理する前にリベート損金を処理できます。 システムにより、期間中の転記された引当金と転記された損金の残高が計算され、処理が必要なリベート管理金額の提案が表示されます。

関連項目

Dynamics 365 Supply Chain Management 10.0.32 (2023年3月) のプレビュー (ドキュメント)