仕訳帳の税金計算遅延の有効化
この記事では、仕訳帳の消費税計算を遅らせる方法について説明します。 この機能により、多数の仕訳帳明細行がある場合に、税額計算のパフォーマンスを向上させることができます。
既定では、仕訳帳明細行の消費税金額は、税金に関連するフィールドが更新されるたびに計算されます。 これらのフィールドには、消費税グループと品目消費税グループのフィールドが含まれます。 仕訳帳明細行を更新すると、すべての仕訳帳明細行の税額が再計算されます。 この動作は、ユーザーに対してリアルタイムで計算された税額を表示しますが、仕訳帳明細行の数が非常に大きい場合はパフォーマンスにも影響を与える可能性があります。
税金計算遅延の機能を使用すると、仕訳帳の税額計算を遅らせるため、パフォーマンス問題を修正できます。 この機能が有効になっている場合、消費税を選択するか、仕訳帳を転記するときにのみ、税額が計算されます。
消費税の計算は、次の 3 つのレベルで遅らせることができます。
- 法人エンティティ
- 仕訳帳名
- 仕訳帳ヘッダー
システムによって、仕訳帳ヘッダーの設定が優先されます。 既定では、この設定は仕訳帳名から取得されます。 既定では、仕訳帳名の設定は、仕訳帳名の作成時に一般会計パラメーター ページの設定から取得されます。 次のセクションでは、法人、仕訳帳名、および仕訳帳ヘッダーの税金計算遅延を有効にする方法について説明します。
法人レベルでの税金計算遅延の有効化
- 一般会計 > 元帳の設定 > 一般会計パラメーターの順に移動します。
- 消費税タブの全般クイック タブで、税金計算遅延オプションをはいに設定します。
仕訳帳名レベルでの税金計算遅延の有効化
- 一般会計 > 仕訳帳の設定 > 仕訳帳名の順に移動します。
- 消費税セクションの全般クイック タブで、税金計算遅延オプションをはいに設定します。
仕訳帳ヘッダー レベルでの税金計算遅延の有効化
- 一般会計 > 仕訳入力 > 一般仕訳帳の順に移動します。
- 新規 を選択します。
- 仕訳帳名を選択します。
- 設定タブで、税金計算遅延オプションをはいに設定します。