ビジネス パフォーマンス計画のための Excel アドインの構成と使用
この記事では、ビジネス パフォーマンス計画用アドイン Microsoft Excel の構成と使用方法について説明します。
Excel アドインの構成と使用プロセスには、以下の作業が含まれます:
- Excel ファイルを準備します。
- Dataverse に接続し、データモデルを Excel ファイルに読み込みます。
- データ モデルに基づくピボット テーブルを作成します。
- Excel で計画を開始します。
Excel ファイルを準備する
アドインを使用する Excel ファイルを準備するには、次の手順に従います。
- Excel アドインがインストールされていることを確認します。 詳しくは、ビジネス パフォーマンス計画 Excel アドインのインストール をご覧ください。
- ビジネス パフォーマンス計画では、選択したキューブに移動します。
- Excel での計画" を選択して、キューブのコンテキストを設定する Excel ファイルをダウンロードします。
- ファイルを開き、編集を有効にする を選択します。
- Excel でツールバーに 計画 タブが追加されました。
Dataverse に接続し、データモデルを読み込みます
Dataverse に接続してデータ モデルを読み込むには、以下の手順に従います。
- Excel で開く データ タブ で 、データの取得 を選択します。
- データベースから を選択し、SQL Server データベースを選択します。
- 環境 URL フィールド にサーバーを入力します。 この情報は Power Platform 環境の 詳細 セクションにあります。
- OK を選択します。
- 業務パフォーマンス計画アプリケーションへのログインに使用する資格情報と同じ資格情報を入力し、接続 を選択します。 接続が完了すると、ナビゲーター ウィンドウに環境内のすべての Dataverse テーブルが表示されます。
- 複数の項目を選択する チェック ボックスをオンにします。
- キューブを検索して選択します。
- すべての分析コードを自動的に選択するには、関連テーブルの選択 を選択します。
- 読み込み を選択します。 データモデルが読み込まれ、データが Dataverse から Excel ワークブックに取り込まれます。 Dataverse のデータ量によっては、データの読み込みに時間がかかる場合があります。
- この時点でブックを保存することをお勧めします。
データ モデルに基づくピボット テーブルを作成します
データ モデルに基づくピボット テーブルを作成するには、次の手順に従います。
- Excel のリボンの 挿入 タブで、データモデルからピボットテーブル を選択します。 キューブおよび分析コードのテーブルが表示されます。
- キューブのファクト データ、金額、または値を 値 セクションに入力して、ピボット テーブルを構成します。
- ピボット テーブルの行、列、およびフィルターとしてファクト データを説明する分析コードを表示します。 これらの分析コードの例として、原価センター、シナリオ、地域、年があります。
- キューブ テーブルと分析コード テーブル間のリレーションシップを自動検出します。
ピボットテーブル ペインの上部に表示される、テーブル間にリレーションシップがないことを通知するメッセージ。 リレーションシップを自動検出するか、手動で作成するように求めるメッセージが表示されます。 リレーションシップの自動検出によってリレーションシップが正確に設定された状態を確認します。 リレーションシップは通常、分析コード テーブルの主キー (ID フィールド) に基づいて行います。 場合によっては、リレーションシップを手動で作成する必要があります。
計画の開始
キューブを使ってプランニングを始めるには、以下の手順に従います。
- Excel で選択されていない場合は、計画 タブを選択します。
- 表示 モードの場合は、編集 モードに切り替えます。 認証のプロンプトが表示されます。
- 権限とアクセスに基づいて、ピボット・テーブルの値を変更し、保存 オプションを使用して変更内容を Dataverse に保存できます。
- オプション : トップレベル (親レベル) および/またはボトムレベル (子レベル) の値を変更し、比例配分を適用できる必要があります。
- オプション: ワークブックをローカルに保存し、同僚と共有することで、共同でのプランニングが可能になります。 同僚は資格情報を使用して認証を行う必要があります。 さらに、Excel リボンの データ タブからデータを更新する必要があります。
- オプション : 値を変更するセルにコメントを追加できます。 これらのコメントはワークブック固有のもので、Dataverse には保存されません。 ビジネス パフォーマンス計画アプリケーションから新しいブックをダウンロードまたは作成した場合、これらのブックは維持されません。
分析コードを使ってプランニングを始めるには、以下の手順に従います。
- Excel で開く 計画 タブ で 、分析コードの編集 を選択します。 表示および編集できるすべての分析コードの一覧が表示されます。
- 分析コードを選択して別のワークシートの内容を開きます。
- ユーザーのアクセス許可とアクセスに基づいて、値の変更、行全体の変更、新しい行の追加、および行の削除を実行できます。 その後、変更を保存して Dataverse に戻すことができます。
- オプション : 値を変更するセルにコメントを追加できます。 これらのコメントはワークブック固有のもので、Dataverse には保存されません。 ビジネス パフォーマンス計画アプリケーションから新しいブックをダウンロードまたは作成した場合、これらのブックは維持されません。