ワークフローとプロセスに関するエンティティ
Dynamics 365 Customer Engagement (on-premises) ワークフロー オブジェクト モデルは、Windows Workflow Foundation オブジェクト モデルを使用し、Dynamics 365 Customer Engagement (on-premises) ワークフロー活動を公開する一連のクラスです。 これらのクラスは Microsoft.Xrm.Sdk.Workflow
アセンブリ内にあります。 詳細については、「Microsoft.Xrm.Sdk.Workflow」を参照してください。
ワークフロー活動は、ワークフロー (プロセス) の基本単位です。 ワークフロー活動は、ワークフロー (プロセス) に追加され、階層型ツリー構造を形成します。 パスのすべての活動が実行を終了すると、ワークフロー (プロセス) インスタンスが完了します。
ワークフロー エンティティには、ワークフロー (プロセス) の定義が保存されています。 この定義には、ワークフロー活動を示す XAML 文字列のほか、プロセスで使用されるルールも含まれています。
ワークフロー定義の有効性は、外部データに依存する場合があります。 サポートされている依存関係には複数の種類があります。
依存関係 | 内容 |
---|---|
SDK 操作 | プロセスが特定の SDK 操作でトリガーされる場合、それを削除することはできません。 |
入力エンティティ | プロセスは、ワークフローに渡されるレコードのスナップショットに依存します。 |
ローカル パラメーター | プロセスの種類によって定義される .NET プロパティの正式な説明。 |
ワークフロー ログ エンティティには、ワークフローの実行中に完了した論理ステップに関する詳細情報が含まれています。 同様に、プロセス セッション エンティティには、ダイアログの実行に関する情報が含まれています。
ワークフローが Web アプリケーションで作成され、ワークフロー定義で Workflow.AsyncAutoDelete
属性が true に設定され、ワークフローに段階/待機/条件手順ではない単一の手順がある場合、WorkflowLog
レコードは作成されません。 これは、パフォーマンスを向上させ、ディスク領域を節約するプラットフォームの最適化です。
プロセスの操作で使用できる 2 つのメッセージがあります。 SetStateRequest は、プロセスの状態 (下書きまたはアクティブ化) の設定に使用されます。 プロセス テンプレートからプロセスを作成するには、CreateWorkflowFromTemplateRequest を使用します。
関連項目
サポートされているプロセスの種類、トリガー、およびエンティティ
Dynamics 365 Customer Engagement (on-premises) のプロセス (旧ワークフロー)
WorkFlow エンティティ
WorkFlowLog エンティティ