コレクションのスケジュール
スケジュールとは、特定のリソースの可用性や割り当てに関する情報を含む予定を論理的にまとめたものです。 つまり、予定の論理的なコレクションにスケジューリング インターフェイスを設けたものです。 Dynamics 365 Customer Engagement Webサービスにスケジュール エンティティは存在しません。 代わりに、予定やサービス予定を登録するとき、サービス、リソース仕様、ユーザー、備品などのエンティティがスケジューリング エンジンをサポートします。 スケジュール メッセージを使用して、空き時間や予定の有無を調べる、予定を検索する、特定のサービスやリソース セットを予約するといった作業を行えます。
スケジュールに格納されている予定はそのスケジュールの所有者に関するものです。 スケジュールには、ある一定期間内の空き時間や予定の有無だけを照会できます。 この操作によって、空き時間や予約済みの時間に対応した時間ブロック (予定) のコレクションが返されます。 特定のリソース セットや一連の活動、あるいはサービス可用性の適当なサブセットを表すスケジュールを作成できます。 スケジュールのコレクションを取得するには、次の表に示す検索メッセージを使用します。
スケジューリング エンジンは、Dynamics 365 Customer Engagement (on-premises) 内のさまざまなエンティティへの変更がいつ行われるかを知らなければなりません。 変更が生じると、Dynamics 365 Customer Engagement (on-premises) は変更内容を公開するために非同期のシステム ジョブを自動的にスケジュール実行します。 この処理は、変更がユーザー インターフェイスと Web サービス メソッドのどちらから行われた場合も、変更の 5 分後に行われます。
サポートされているメッセージ
次のメッセージは、IOrganizationService .Execute メソッドとともに使用して、スケジュールを照会できます。
メッセージ | 説明 |
---|---|
QueryScheduleRequest | 特定のエンティティに関するスケジュールの内容 (現時点でのコミットメント) を取得します。 このメッセージを使用すると、リソースが利用可能な時間帯をパラメーターで指定して探すことができます。 このメッセージは、スケジュール可能なすべてのエンティティで有効です。 |
QueryMultipleSchedulesRequest | 複数のリソースについて、パラメーターで指定した時間帯での利用可能性を調べます。 |
SearchRequest | 利用可能な時間帯を検索して、利用可能な Appointment インスタンス セット (時間ブロック) を返します。 このメッセージは Resource エンティティまたは Service エンティティで有効です。 |
関連項目
スケジュールと予定のエンティティ
サンプル: リソースのスケジュール
予定エンティティ
予定エンティティ
サンプル: ユーザーのスケジュールの照会
サンプル: 複数のユーザーのスケジュールの照会