-quiet

コンパイラで構文関連のエラーと警告のコードが表示されないようにします。

構文

-quiet

既定では、-quiet は無効です。コンパイラで構文に関連するエラーまたは警告が報告されるときに、ソースコードの行も出力されます。コンパイラの出力を解析するアプリケーションでは、コンパイラで診断テキストのみが出力される方が便利な場合があります。

次の例の Module1 では、-quiet を使用せずにコンパイルされた場合に、ソースコードを含むエラーが出力されます。

Module Module1
    Sub Main()
        x()
    End Sub
End Module

Output:

C:\projects\vb2.vb(3) : error BC30451: 'x' is not declared. It may be inaccessible due to its protection level.

        x()
        ~

-quiet を使用してコンパイルすると、コンパイラからは次のものだけが出力されます。

E:\test\t2.vb(3) : error BC30451: Name 'x' is not declared.

Note

-quiet オプションは、Visual Studio 開発環境からは利用できません。これはコマンドラインからコンパイルするときにのみ使用できます。

次のコードでは T2.vb がコンパイルされ、構文に関連するコンパイラ診断のコードが表示されません。

vbc -quiet t2.vb