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コード内の要素名としてのキーワード (Visual Basic)

  • [アーティクル]

変数、クラス、メンバーなどのプログラム要素には、制限付きキーワードと同じ名前を付けることができます。 たとえば、Loop という名前の変数を作成できます。 ただし、制限付きキーワード Loop と同じ名前のバージョンを参照するには、次の例に示すように、名前の前に完全修飾文字列を指定するか、名前を角かっこ ([ ]) で囲む必要があります。

' The following statement precedes Loop with a full qualification string.
sampleForm.Loop.Visible = True
' The following statement encloses Loop in square brackets.
 [Loop].Visible = True

次の例のように、これらのいずれも行わない場合、Visual Basic では組み込みキーワード Loop が使用されていると見なされ、エラーが生成されます。

' The following statement causes a compiler error.

Loop.Visible = True

フォームおよびコントロールを参照するときや、制限付きキーワードと同じ名前で変数を宣言したり、プロシージャを定義したりするときは、角かっこを使用できます。 名前を修飾したり、角かっこを含めたりするのを忘れやすいため、コードでエラーが発生し、読みにくくなります。 そのため、プログラム要素の名前として制限付きキーワードを使用しないことをお勧めします。 ただし、Visual Basic の将来のバージョンで、既存のフォームやコントロールの名前と競合する新しいキーワードが定義された場合は、その新しいバージョンで機能するようにコードを更新するときにこの手法を使用できます。

Note

また、他の参照アセンブリによって提供される要素名がプログラムに含まれている場合もあります。 これらの名前が制限付きキーワードと競合する場合は、それらを角かっこで囲むと、定義済みの要素と解釈されます。

関連項目