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方法: 列挙型を宣言する (Visual Basic)

列挙型は、クラスまたはモジュールの宣言セクションで Enum ステートメントを使用して作成します。 メソッド内で列挙型を宣言することはできません。 PrivateProtectedFriendPublic のいずれかを使用して、適切なアクセス レベルを指定します。

Enum 型には、名前、基になる型、フィールド一式を、それぞれ定数で指定します。 名前は、有効な Visual Basic .NET 修飾子である必要があります。 基になる型は、いずれかの整数型 (ByteShortLong または Integer) である必要があります。 Integer が既定値です。 列挙型の型指定は常に厳密であり、整数型との互換性はありません。

列挙型に浮動小数点値を指定することはできません。 Option Strict On を指定して列挙型に浮動小数点値を割り当てた場合、コンパイラ エラーが発生します。 Option StrictOff を指定した場合は、値は自動的に Enum 型に変換されます。

名前、および Imports ステートメントにより名前の修飾を不要にする方法については、列挙型と名前の修飾に関するページを参照してください。

列挙型を宣言するには

  1. 次の例に示すように、コード アクセス レベル、Enum キーワード、有効な名前を含む宣言を記述し、それぞれで異なる Enum を宣言します。

    Private Enum SampleEnum
        SampleMember
    End Enum
    Public Enum SampleEnum2
        SampleMember
    End Enum
    Protected Enum SampleEnum3
        SampleMember
    End Enum
    Friend Enum SampleEnum4
        SampleMember
    End Enum
    Protected Friend Enum SampleEnum5
        SampleMember
    End Enum
    
  2. 列挙型の定数を定義します。 既定では、列挙型の最初の定数は 0 に初期化され、以降の定数は前の定数より 1 大きい値に初期化されます。 たとえば、次の列挙型 Days では、Sunday という定数の値は 0Monday という定数の値は 1Tuesday という定数の値は 2 のようになります。

    Public Enum Days
        Sunday
        Monday
        Tuesday
        Wednesday
        Thursday
        Friday
        Saturday
    End Enum
    
  3. 代入ステートメントを使用することで、列挙型の定数に値を明示的に割り当てることができます。 負の数値を含む任意の整数値を割り当てられます。 たとえば、エラー状態を示す 0 未満の値を定数に設定できます。 次の列挙型では、定数 Invalid に値 –1 を、定数 Sunday に値 0 を明示的に割り当てています。 Saturday は列挙型の最初の定数であるため、これも値 0 に初期化されます。 Monday の値は (Sunday の値より 1 大きい) 1Tuesday の値は 2 のようになります。

    Public Enum WorkDays
        Saturday
        Sunday = 0
        Monday
        Tuesday
        Wednesday
        Thursday
        Friday
        Invalid = -1
    End Enum
    

明示的な型として列挙型を宣言するには

  • 列挙型の型は、次の例に示すように As 句を使用して指定します。

    Public Enum MyEnum As Byte
        Zero
        One
        Two
    End Enum
    

関連項目