方法: Visual Basic でファイルを削除する
My.Computer.FileSystem
オブジェクトの DeleteFile
メソッドを使用すると、ファイルを削除することができます。 削除したファイルをごみ箱に送るかどうか、ファイルを削除することをユーザーに確認するかどうか、ユーザーが操作をキャンセルした場合の処理方法などが、オプションとして用意されています。
テキスト ファイルを削除するには
DeleteFile
メソッドを使用してファイルを削除します。 次のコードは、test.txt
という名前のファイルを削除する方法の例です。My.Computer.FileSystem.DeleteFile("C:\test.txt")
テキスト ファイルを削除して、ユーザーがファイルを削除することを確認するには
showUI
をAllDialogs
に設定し、DeleteFile
メソッドを使用してファイルを削除します。 次のコードは、test.txt
という名前のファイルを、ユーザーに削除するファイルを確認した上で削除する方法の例です。My.Computer.FileSystem.DeleteFile("C:\test.txt", Microsoft.VisualBasic.FileIO.UIOption.AllDialogs, Microsoft.VisualBasic.FileIO.RecycleOption.DeletePermanently, Microsoft.VisualBasic.FileIO.UICancelOption.DoNothing)
テキスト ファイルを削除してごみ箱に送るには
recycle
パラメーターにSendToRecycleBin
を指定し、DeleteFile
メソッドを使用してファイルを削除します。 次のコードは、test.txt
という名前のファイルを削除してごみ箱に送る方法の例です。My.Computer.FileSystem.DeleteFile("C:\test.txt", Microsoft.VisualBasic.FileIO.UIOption.AllDialogs, Microsoft.VisualBasic.FileIO.RecycleOption.SendToRecycleBin)
信頼性の高いプログラミング
次の条件を満たす場合は、例外が発生する可能性があります。
パスが有効ではありません。原因として、長さが 0 の文字列であるか、空白のみが含まれているか、無効な文字が含まれているか、デバイス パスである (先頭が \\.\ である) ことが考えられます (ArgumentException)。
パスが
Nothing
であるため、有効でない (ArgumentNullException)パスがシステムで定義されている最大長を超えている (PathTooLongException)。
パス内のファイル名またはフォルダー名にコロン (:) が含まれている、または形式が無効である (NotSupportedException)。
ファイルが使用中の場合 (IOException)。
ユーザーがパスを参照するのに必要なアクセス許可がない (SecurityException)
ファイルが存在しない (FileNotFoundException)。
ファイルの削除に必要なアクセス許可がユーザーにないか、またはファイルが読み取り専用である (UnauthorizedAccessException)。
部分信頼の状況下で、必要なアクセス許可がユーザーにない (SecurityException)。
ユーザーが操作を取り消し、
onUserCancel
がThrowException
に設定されている (OperationCanceledException)。
関連項目
.NET