振動
この記事では、.NET マルチプラットフォーム アプリ UI (.NET MAUI) IVibration インターフェイスを使用する方法について説明します。 このインターフェイスを使用すると、必要な時間だけバイブレーション機能を起動および停止できます。
IVibration
インターフェイスの既定の実装は、Vibration.Default プロパティを通じて利用できます。 IVibration
インターフェイスと Vibration
クラスはどちらも Microsoft.Maui.Devices
名前空間に含まれています。
作業の開始
バイブレーション機能にアクセスするには、次のプラットフォーム固有の設定が必要です。
VIBRATE
アクセス許可が必要です。Android プロジェクト内で構成する必要があります。 このアクセス許可は次の方法で追加できます。
アセンブリベースのアクセス許可を追加します。
Platforms/Android/MainApplication.cs ファイルを開き、
using
ディレクティブの後に次のアセンブリ属性を追加します。[assembly: UsesPermission(Android.Manifest.Permission.Vibrate)]
または
Android マニフェストを更新します。
Platforms/Android/AndroidManifest.xml ファイルを開き、
manifest
ノードに次を追加します。<uses-permission android:name="android.permission.VIBRATE" />
または
マニフェスト エディターで Android マニフェストを更新します。
Visual Studio で、Platforms/Android/AndroidManifest.xml ファイルをダブルクリックして、Android マニフェスト エディターを開きます。 次に、[必要なアクセス許可] で、[バイブレーション] アクセス許可をチェックします。 これにより、AndroidManifest.xml ファイルが自動的に更新されます。
デバイスを振動させる
バイブレーション機能は、設定した時間または既定値の 500 ミリ秒の間要求できます。 次のコード例では、Vibrate(TimeSpan) を使用してデバイスを 1 秒から 7 秒間ランダムに振動させます。
private void VibrateStartButton_Clicked(object sender, EventArgs e)
{
int secondsToVibrate = Random.Shared.Next(1, 7);
TimeSpan vibrationLength = TimeSpan.FromSeconds(secondsToVibrate);
Vibration.Default.Vibrate(vibrationLength);
}
private void VibrateStopButton_Clicked(object sender, EventArgs e) =>
Vibration.Default.Cancel();
プラットフォームによる違い
このセクションでは、バイブレーション API のプラットフォーム固有の違いについて説明します。
プラットフォームによる違いはありません。
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