CA1858: IndexOf の代わりに StartsWith を使う
プロパティ | 値 |
---|---|
ルール ID | CA1858 |
Title | IndexOf の代わりに StartsWith を使用する |
[カテゴリ] | パフォーマンス |
修正が中断ありか中断なしか | なし |
.NET 9 では既定で有効 | 提案として |
原因
String.IndexOf が呼び出され、その結果が 0 と比較されます。
規則の説明
String.IndexOf を呼び出してその結果を 0 と比較し、文字列が特定のプレフィックスで始まるかどうかを判断するよりも、String.StartsWith を呼び出す方が効率的で、わかりやすくなります。
IndexOf
は文字列全体を検索しますが、StartsWith
は文字列の先頭で比較するだけです。
違反の修正方法
String.IndexOf の呼び出しを String.StartsWith の呼び出しに置き換えます。
例
次のコード スニペットは CA1858 の違反を示しています。
bool M(string s)
{
return s.IndexOf("abc") == 0;
}
Function M(s As String) As Boolean
Return s.IndexOf("abc") = 0
End Function
次のコード スニペットでは違反を修正しています。
bool M(string s)
{
return s.StartsWith("abc");
}
Function M(s As String) As Boolean
Return s.StartsWith("abc")
End Function
どのようなときに警告を抑制するか
パフォーマンスが問題でない場合は、この警告を抑制しても問題ありません。
警告を抑制する
単一の違反を抑制するだけの場合は、ソース ファイルにプリプロセッサ ディレクティブを追加して無効にしてから、規則をもう一度有効にします。
#pragma warning disable CA1858
// The code that's violating the rule is on this line.
#pragma warning restore CA1858
ファイル、フォルダー、またはプロジェクトの規則を無効にするには、構成ファイルでその重要度を none
に設定します。
[*.{cs,vb}]
dotnet_diagnostic.CA1858.severity = none
詳細については、「コード分析の警告を抑制する方法」を参照してください。
GitHub で Microsoft と共同作業する
このコンテンツのソースは GitHub にあります。そこで、issue や pull request を作成および確認することもできます。 詳細については、共同作成者ガイドを参照してください。
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