CA1855: Span<T>.Fill() の代わりに Span<T>.Clear() を使用する
プロパティ | 値 |
---|---|
ルール ID | CA1855 |
Title | Span<T>.Fill() の代わりに Span<T>.Clear() を使用する |
[カテゴリ] | パフォーマンス |
修正が中断ありか中断なしか | なし |
.NET 9 では既定で有効 | 提案として |
原因
Span<T>.Fill(T) が、スパンの要素に既定値を入力するために呼び出されています。
規則の説明
Span<T>.Fill(T) を呼び出すよりも Span<T>.Clear() を呼び出して、スパンの要素に既定値を入力する方が効率的です。
違反の修正方法
Span<T>.Fill(T) の呼び出しを Span<T>.Clear() の呼び出しに置き換えます。
例
次のコード スニペットは CA1855 の違反を示しています。
void M(Span<byte> span)
{
span.Fill(0);
}
次のコード スニペットでは違反を修正しています。
void M(Span<byte> span)
{
span.Clear();
}
どのようなときに警告を抑制するか
パフォーマンスが問題でない場合は、この警告を抑制しても問題ありません。
警告を抑制する
単一の違反を抑制するだけの場合は、ソース ファイルにプリプロセッサ ディレクティブを追加して無効にしてから、規則をもう一度有効にします。
#pragma warning disable CA1855
// The code that's violating the rule is on this line.
#pragma warning restore CA1855
ファイル、フォルダー、またはプロジェクトの規則を無効にするには、構成ファイルでその重要度を none
に設定します。
[*.{cs,vb}]
dotnet_diagnostic.CA1855.severity = none
詳細については、「コード分析の警告を抑制する方法」を参照してください。
GitHub で Microsoft と共同作業する
このコンテンツのソースは GitHub にあります。そこで、issue や pull request を作成および確認することもできます。 詳細については、共同作成者ガイドを参照してください。
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