CA1853: 'Dictionary.ContainsKey(key)' の不要な呼び出し
プロパティ | 値 |
---|---|
ルール ID | CA1853 |
Title | 'Dictionary.ContainsKey(key)' の不要な呼び出し |
[カテゴリ] | パフォーマンス |
修正が中断ありか中断なしか | なし |
導入されたバージョン | .NET 7 |
.NET 9 では既定で有効 | 提案として |
原因
Dictionary<TKey,TValue>.Remove(TKey) への呼び出しは、Dictionary<TKey,TValue>.ContainsKey(TKey) への呼び出しで保護されます。
規則の説明
Dictionary.ContainsKey(key)
で Dictionary.Remove(key)
を保護する必要はありません。 Dictionary<TKey,TValue>.Remove(TKey) では、キーが存在するかどうかは既にチェックされており、存在しない場合はスローされません。
違反の修正方法
Dictionary<TKey,TValue>.ContainsKey(TKey) を呼び出す保護コードを削除してください。
例
次のコード スニペットは CA1853 の違反を示しています。
Dictionary<string, int> d = new();
if (d.ContainsKey("name"))
d.Remove("name");
Class C
Shared Sub S()
Dim d As New Dictionary(Of String, Integer)
If d.ContainsKey("name") Then
d.Remove("name")
End If
End Sub
End Class
次のコード スニペットでは違反を修正しています。
Dictionary<string, int> d = new();
d.Remove("name");
Class C
Shared Sub S()
Dim d As New Dictionary(Of String, Integer)
d.Remove("name")
End Sub
End Class
どのようなときに警告を抑制するか
パフォーマンスが問題でない場合は、警告を抑制しても問題ありません。
警告を抑制する
単一の違反を抑制するだけの場合は、ソース ファイルにプリプロセッサ ディレクティブを追加して無効にしてから、規則をもう一度有効にします。
#pragma warning disable CA1853
// The code that's violating the rule is on this line.
#pragma warning restore CA1853
ファイル、フォルダー、またはプロジェクトの規則を無効にするには、構成ファイルでその重要度を none
に設定します。
[*.{cs,vb}]
dotnet_diagnostic.CA1853.severity = none
詳細については、「コード分析の警告を抑制する方法」を参照してください。
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