WS-AtomicTransaction 構成ユーティリティ (wsatConfig.exe)
WS-AtomicTransaction 構成ユーティリティは、基本的な WS-AtomicTransaction サポート設定を構成するために使用されます。
構文
wsatConfig [Options]
解説
このコマンドライン ツールを使用して、基本的な WS-AtomicTransaction 設定をローカル マシンでのみ構成できます。 設定をローカル コンピューターとリモート コンピューターの両方で構成する必要がある場合は、「WS-AtomicTransaction サポートの構成」で説明されている手順に従って、MMC スナップインを使用する必要があります。
コマンドライン ツールは、Windows SDK の次のインストール場所にあります。
%SystemRoot%\Microsoft.Net\Framework\v3.0\Windows Communication Foundation\wsatConfig.exe
次の表は、WS-AtomicTransaction 構成ユーティリティ (wsatConfig.exe) で使用できるオプションを示します。
Note
選択したポートに SSL 証明書を設定すると、そのポートに関連付けられたオリジナルの SSL 証明書が上書きされます。
オプション | 説明 |
---|---|
-accounts:<account,> | WS-AtomicTransaction に追加できるアカウントをコンマで区切って指定します。 これらのアカウントの有効性の確認は行われません。 |
-accountsCerts:<thumb>|"Issuer\SubjectName",> | WS-AtomicTransaction に追加できる証明書をコンマで区切って指定します。 証明書は、サムプリントまたは Issuer\SubjectName ペアで示されます。 空の場合は、サブジェクト名に {EMPTY} を使用します。 |
-endpointCert:<machine|<thumb>|"Issuer\SubjectName"> | コンピューターの証明書を使用するか、サムプリントまたは Issuer\SubjectName ペアで指定される別のローカル エンドポイントの証明書を使用します。 空の場合は、サブジェクト名に {EMPTY} を使用します。 |
-maxTimeout:<sec> | 最大タイムアウトを秒単位で指定します。 有効な値は 0 から 3600 までです。 |
-network:<enable|disable> | WS-AtomicTransaction ネットワーク サポートを有効または無効にします。 |
-port:<portNum> | WS-AtomicTransaction の HTTPS ポートを設定します。 このツールを実行する前にファイアウォールが既に有効な場合、ポートは例外の一覧に自動的に登録されます。 このツールを実行する前にファイアウォールが無効な場合は、ファイアウォールに関する追加の構成はありません。 WS-AT の構成後にファイアウォールを有効にする場合は、このツールを再度実行し、このパラメーターを使用してポート番号を指定する必要があります。 WS-AT の構成後にファイアウォールを無効にする場合は、入力を追加しないで WS-AT の動作を続行します。 |
-timeout:<sec> | 既定のタイムアウトを秒単位で指定します。 有効な値は 1 ~ 3600 の範囲です。 |
-traceActivity:<enable|disable> | アクティビティ イベントのトレースを有効または無効にします。 |
-traceLevel:<Off|Error|Critical|Warning|Information| Verbose|All>} | トレース レベルを指定します。 |
-tracePII:<enable|disable> | 個人を特定できる情報のトレースを有効または無効にします。 |
-traceProp:<enable|disable> | 伝達イベントのトレースを有効または無効にします。 |
-restart | MSDTC を再起動して変更を直ちに反映します。 これが指定されていない場合、変更は、MSDTC が再起動されたときに有効になります。 |
-show | 現在の WS-AtomicTransaction プロトコル設定を表示します。 |
-virtualServer:<virtualServer> | DTC リソース クラスター名を指定します。 |