Windows フォーム クライアントのデータ バインディング
WindowsForms サンプルでは、Windows フォーム アプリケーションで Windows Communication Foundation (WCF) サービスによって返されたデータをバインドする方法を示します。
Note
このサンプルのセットアップ手順とビルド手順については、この記事の最後を参照してください。
このサンプルでは、要求/応答通信パターンを定義するコントラクトを実装するサービスを示します。 このサンプルは、クライアントの Windows フォーム アプリケーション (.exe) と、インターネット インフォメーション サービス (IIS) によってホストされる WCF サービスで構成されています。
コントラクトは IWeatherService
インターフェイスによって定義されます。このインターフェイスでは、GetWeatherData
という名前の操作が公開されます。 この操作は都市名の配列を受け付け、各都市の予想最高気温と最低気温を表す WeatherData
オブジェクトの配列を返します。
データ バインディングは、Windows フォーム アプリケーションのクライアントで発生します。 DataGridView
は Windows フォーム デザイナで定義し、データをグラフィック表示します。 さらに、BindingSource
という中継局も作成されます。 BindingSource
のデータ ソースは、サービスによって返されるデータ配列に設定されます。 BindingSource
の目的は、データとデータ ビュー間を間接化するレイヤを提供することです。 データとの対話 (移動、並べ替え、フィルタ処理、更新など) はすべて、BindingSource
コンポーネントを呼び出すことによって実行します。 DataGridView
へのデータ バインディングを行うには、datasource
の DataGridView
を BindingSource
オブジェクトに設定します。 これで、WCF サービスから返されるすべてのデータがユーザーに対してグラフィック表示されます。 ユーザーがボタンをクリックするたびに、返されたデータはデータ バインドされた DataGridView
で自動的に更新されます。
サンプルをセットアップ、ビルド、および実行するには
Windows Communication Foundation サンプルの 1 回限りのセットアップの手順を実行したことを確認します。
ソリューションの C# 版または Visual Basic .NET 版をビルドするには、「 Building the Windows Communication Foundation Samples」の手順に従います。
単一または複数コンピューター構成でサンプルを実行するには、「Windows Communication Foundation サンプルの実行」の手順に従います。